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ひとりごと|1月27日

ゴミ出しの時間ギリギリに起床。時計見つつ顔洗って化粧水つけたところで、これ以上やると間に合わんと咄嗟に判断し上だけ着替えてゴミ袋の口縛ってガツガツと階段を下る。当然寒い。でも天気が良くてうれしい。残りの冬もこうあってほしい。無事に出し終えてから化粧水を2度塗り、乳液も重ねた。

ごはん食べて準備して、久々に夫と連れ立って出かける。西洋美術館で開催中の、そして明日で会期終わりのキュビスム展へ。元々モネ展より前に気になっていた展示だ。土曜朝の電車は人が多い。美術館に入る前に水を買おうと近づいた自販機の隣にガチャガチャがあり、小銭の持ち合わせがなかったので借りてハシビロコウのマスコットを手に入れる。朝の時点で電子チケットを買っておいたおかげで、現地で買う人の列を横目にスムーズに入場。ただし紙のチケットとの交換などはされず、少し残念に思う。ノートに貼りたかったな。
展示品は思った以上にたっぷりで、そして人出も思った以上にたっぷりで、時間をかけてじっくり見て終わった頃にはくたくただった。見応えがあってよかった。持ってきたペンで感想を都度作品リストにメモしながら見ていたところ、途中でスタッフさんに声をかけられて選挙で名前書く時のクリップ付き鉛筆(調べてみたらペグシルというらしい)を渡された。ペンではインクや尖った先端で作品や周りの人を汚したり傷つける可能性があるからということだった。今までは展示を見ながら書き物をしたことがなかった。知識がなくすみませんという気持ちになったが、大事なことを知れてよかったとも思った。次回からは仕事でも使っているTHE・鉛筆を持っていく。

グッズをたっぷり買って移動、たまにはとサイゼリヤを覗くも店の前に列ができていて、並ぶの苦手な私たちは即諦める。同じビルに入っていたインドカレー屋か海鮮居酒屋で迷い後者に。主菜にごはん、味噌汁、おしんこがつくランチセットメニューを眺めていたが、賑わう店内で周りを見るとアラカルトで頼んでいるグループがそこかしこにいる。よし飲もう、と島寿司、海鮮サラダ、ホヤの塩辛を注文。夫はビール、私は梅酒ソーダ割り。冷たいものばかりだと気づいて甘海老の唐揚げを追加したところで、大盛りのあら煮がお通しとして一人一皿運ばれてきてうれしくて顔を見合わせる。
キュビスム展のこと、先日読んだ平野啓一郎の本およびそれに関すること、最近のこと、色々話す。毎日ずっとしゃべっているけれど、二人で向き合って外でお酒を飲むと家とは違う会話が生まれる現象を、毎度新鮮に面白く感じる。

2人で飲んでいるかのようだが、ビールは全て夫のもの

帰りがてら今度会う友人への誕生日プレゼントを買い、初めて知ったケーキ屋でシフォンケーキを買う。コーヒーを淹れておやつにしてから夕食まで自由時間。ザゼンの新譜「らんど」をスピーカーで流しながら別々に読書。キモ空間かも。ザゼンをアルバム通して聴いたことなんて多分今までにないけど、すごく洗練されている印象を受けた。キンと冷えたような音。かっこいい。ザゼンは冬、ナンバガは夏だ、なんとなく。
角田光代『対岸の彼女』読み終わった。本屋大賞ノミネート作品を読み始める予定の2/1までに、今同時進行しているいくつかの本はキリよくせねば、少なくとも小説は、と思ってたのでその意味で安心する。
午後ずっと食べておりお腹空かず、夜は豚バラ大根だけ作ってちまちまつまんだ。

満足感のある日だったなあとじわり思うと同時に、明日からの日々が心配になってくる。予定ありすぎるかも。全部完遂できるだろうか。途中でバテたらどうする?色んな人に迷惑をかけてしまう。など。根本的に体力をつける、タフになる、そうすれば不安も減るだろうからやはりそこからだ。
とか考えたけどキュビスム展がいかに良かったかを語り合っていたら都合よく頭から消えていった。確かに疲れたしなんなら今現在風邪の予兆すら若干あるが、外の世界に長めにいることの良さも確実にわかった1日だった。

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