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ひとりごと|4月15日

夜中に耐えられない顔の痒みに起こされる。薬飲んでから寝てるのに何で?一度起きて強めのうがいをし、のど飴を舐めてから再び布団に入る。明日寝る時は絶対に花粉ブロックスプレーをしてから布団に入るぞと強く決めて目をぎゅっと瞑る。
何とか寝られて、朝。部屋が暑い。パジャマを変え掛け布団を変えスプレーも絶対かけよう、寝る前やること。
急に暑くなったら早くもバテの気配。全然食欲ないけど頑張って朝ごはんを食べて、行きたくないとひとしきり駄々をこねて出発。出張校正。ぱんぱんの山手線で四方を人に囲まれて外が見えなくなった瞬間血の気が引いてくる。昨日読んだばかりの『いい子のあくび』で同じように通勤中に貧血で倒れた主人公の描写を明確に思い出し、あー私もああなるのかななりたくないなとだんだんふわふわしてくる頭で考えていたらすぐ次の駅に着き、吐き出される人の波に乗って外に出られる。助かった。快速だったらきっとダメだった。マスクを外して深呼吸。いつまでこうしてだましだまし通勤できるだろうか。いつも数メートル先に断崖が見える。

働く。できるだけ頭を空にする。好きに出入りできない、休憩を兼ねて歩きに行ける場所がない、けど、考えない。午後一、猛烈な眠気に抗おうとして具合が悪くなる。耐えられなくて結局少し寝ちゃった気がする。クビ?一刻も早く外の空気が吸いたくなり、唯一開いているトイレの窓から外を覗くと監獄にいる気持ちになった。気は紛れた。こういう日なんだなと思う。
ちゃんと時間まで働く。退勤。実家の近くでの仕事だったが寄る気力なく、Murphy Radioを聴きながら帰る。


夫が予約炊飯してくれていて助かる。焼くだけのプルコギに、スーパーでレスキューした30%オフのアボカド、かぶをゆがいてマスタードで和えたやつを食べる。
体温が37度を超えている。遠くへ行きたい。布団は変えられずに寝た。

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