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ひとりごと|1月21日

起きると真っ暗。雨の音がして滅入る、でもリズムを崩したくないから起きる。このある種神経質とも言える頑固さのおかげで生活がどうにかなっている部分も、苦しまされている部分もあると思う。
そして毎週日曜朝のルーティン通りにパンを買いに行って食べる。夫の分もね。夜な夜な焼いたパイナップルケーキはケーキというよりパンのような素朴さで、朝ごはんにぴったりだった。

ちくわパン、ヒグチユウコ展のカップ

LIPSのサービスで顔タイプ診断が受けられるようになったと見てミーハー心丸出しでアプリを入れる。画面にまっすぐ向かって笑う。最後に証明写真を撮ったのはいつだったか。結果、顔タイプフレッシュで元々の見立て通りであった。イエベブルベは要素半々とのことでなんだか釈然としない。きっと骨格もナチュラルで間違いない。

仕事だ。締め切り。あと15ページというところでここで急ぐとミスしそうだと気づきお昼に。ちょうど私の食べ終わりと入れ違いで昼休憩に帰ってきた夫が辛ラーメンとカレーを食べていて量と組み合わせに慄く。
再開すると終わりの方で脱字を見つける。やはりさっきのは正しい判断だったという安心と同時にでもこれ読むの2回目なんだよなという不安。この仕事は人のことも自分のことも簡単には信用できない、してはいけない。でも3回目まで読む時間も体力もない。気力の許す限り読んで16時頃納品。

少しは外出できるかと思っていたけれど余裕がなかった。

夕方馴染みの魚屋を覗くと鯛のあらがトレーたっぷり入って200円。買い。あら汁、あら煮、鯛めし、どれにしようか悩んで選ばれたのは後ろ二つでした。
夕飯食べながらもし今どの出版社にでも就職していいと言われたら?という話。三大出版社の中なら講談社かなあ、漫画が好きなら集英社もいいけどなどと好き勝手に話す。新潮社と岩波はやっぱアツい。私は河出がいいかもなあ。あと雷鳥社への憧れもある。でも激務は嫌だから児童文学が強いところが安定か…。
そういえばとGoogleドライブ開くと就活の時のES諸々が残っていた。他の業界は全部削除したが出版社だけは全部そのままにしてある。全業種合わせて50社受けて唯一採ってくれたIT会社に就職したけど辞めて、今はなんとか出版物に関わる仕事をしている。ちゃんと自分で道を選んできていると信じたい。

古賀さんの文章は面白く、自分の文はつまらない。みたいなことを考えてしまうんだけど考え始めた途端に頭がそれは違うぞ!!と雑念をシャットアウトしてくれようとしているのを感じる。優しい脳みそ。面白くなくていい、意味もなくていい、ただ始めてみたことが特別な理由なく続いていく、それだけでいい。

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