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仕方ないから、生きようか。

人の言葉が、顔色が、機嫌が、テレビの音が、ショッキングな映画が、全部入ってくる。
人を介して見える自分が嫌いで、一人の時に一緒にいる自分も嫌いで、私にとって、この世界はとても苦しくて辛い。

毎日、戦った後、私は、皆には見えていないかもしれないけど、体中、血だらけで帰ってくる。
血だらけでご飯を食べて、血だらけでお風呂に入り、血だらけでベッドに入る。
寝て、次の日、目が覚めると、「目が覚めちゃった。ずっと寝てて、無意識の状態が続いたら良いのに。」と思う。

なんで感じることができて、考えることができて、比較的長く生きる動物に生まれてきてしまったんだろう。

生きたいのに生きられない命に申し訳ない。私は、生きていると辛いことが多すぎて、生きていることに感謝ができない。

だけど死のうかと考えて、試しに、ボールペンのペン先を腕に強く押すと、それだけでも結構痛い。
ということは、手を切ったり、切腹したり、飛び降りたり、轢かれたり、首を吊るのは、もっと痛くて苦しいだろう。それは嫌だ。

だから、私は仕方なく生きている。
この命が終わるまで、今、在ることを、続けるしかないみたい。

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