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ずっと忘れないよ

白黒猫のミリヤムの1周忌になる。

この写真は、病状が進んで、もう一緒にいられる時間が限られていると思って撮ったもの。それ以前はもっとふっくらしていて、鼻や肉球のピンクもきれいな、美猫だった。

思い出はたくさんあるけど、とりわけ気になるのは、私の事情を察して死期を決めたんじゃないかってこと。私が4月から長期に外国に出ることが決まっていた状況で、2月ごろからミリヤムはどんどん具合が悪くなっていった。数年前に悪性腫瘍を手術し、その後は薬を飲ませ続けていた、年齢も年齢だった(15歳)。ずっと一緒にいたいとの思いもあったが、他方で、私が看取ってやることができないかもしれない、出発直前に亡くなったらまともにお別れができないかもしれない、などの考えも頭をよぎっていた。

ミリヤムはもともと勘の良い猫だったけど、まるで私の考えを読んだかのように、3月の初めに亡くなった、それもちょうど私が一日自宅にいられる日に。様子がわかるようにミリヤムのベッドを、私が仕事しているパソコンの席から見えるところに移してそのなかに入れてやったら、数時間後に逝ってしまった。

ミリにゃん、また会いたいな、抱っこしたいな。生まれ変わって会いに来て。

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