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さようならハーディー

ペットロスです。

辱知猫義久々老衰にて衰弱の処、療養不相叶、大晦の晦日未明に、自宅寝室にて逝去致候。遺体の義は、数日冷蔵の後に慈恵院にて荼毘に付し候。年始の折にて、ご会葬には及び不申候

お腹の白い毛がチャームポイントの黒猫でした。大らかな性格で、多くの方々に可愛がっていただきました。悪くない生であったのではないかと思っています。

ちなみに、夏目漱石の有名な黒猫の逝去を告げたのはこのような文章だったそうです。

「辱知猫義久々病気の処、療養不相叶(あいかなわず)、昨夜いつの間にか、うらの物置のヘツツイの上にて逝去致候。埋葬の義は車屋をたのみ箱詰にて裏の庭先にて執行仕候。但し主人『三四郎』執筆中につき、御会葬には及び不申候」

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