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【7つの大罪別】私的アンチパターンを見直す in2023

サクッ!🌸
Rettyでプランナーをしている福田です。
この記事はRetty Advent Calendar 2023の19日目の記事です。

2023年は個人的に、過去最大と言っても良いくらい変化の激しかった1年間だったと思います。

  • 会社・仕事

    • MVProjectをチームでとれた!

    • 7月からマネージャーになり組織マネジメントに挑戦

    • pmconf2023に登壇

  • プライベート

    • 引っ越して新しい土地に住み始め、生活・行動エリアが変わった

    • 推しができて人生で初めてファンクラブに入会した

    • ゴルフを(すこーしだけ)始めた

    • 髪を伸ばし始めた

少し仕事にも慣れ始めた社会人だったところから、
今年は公私共に状況が変化する最中で、余裕のない日々を送っていました。

余裕がなくなると、良くも悪くも素の自分といいますか、人間の本質が主に悪い方向で顔を出すようになるみたいで……反省の多い1年でもありました。

そこでこの記事では、人間を本質的に負に導く欲望や感情である7つの大罪になぞらえてみながら、
余裕のない自分に現れる私的アンチパターンを振り返り、来年への対策も練っていきたいと思います。

奇跡的に、読んでくださった誰かにとって、共感・心の助けにもなれば幸いです。

※感の良い方は気づかれたかもですが、ハガレンど真ん中世代だし、リゼロも大好きです。


怠惰(スロウス)

怠惰:すべきことをなまけて、だらしない性質・様子。

1,2手先の思考より、目の前の作業を優先してしまう

1,2手先を考えないことが、作業の目的化・質の低下、結果的に非効率を招いていたなと思います。
逆に、1,2手先を考えることで、作業の目的を見失わず必要なスループット/アウトプット/アウトカムの質を高めることができ、結果的に効率的に物事を進めることにもつながります。

今まではやること・ミッションが絞られていたためか、目の前のものごとに真摯に向き合うことが成果に繋がりやすかったです。
しかし、やることが増えれば増えるほど、1,2手先を考えないと自転車操業的ワークフローから抜け出せず、負の連鎖が起こり立ち行かなくなります。
こうして、目の前の作業という一見やった感が出ることに流されてしまったのが落とし穴でした。

安易な解決策や落とし所に逃げてしまう

上記も相まって、日々のワークフローに余裕がなくなってくると、
思考としても、タスクベース・収束への力学が働きやすくなっていたと思います。

具体的には、ソリューション検討フェーズでのHowの発散や、検証結果に対する解釈を深めること、知見を組織に還元することなどが疎かになり、
短期的なデリバリーの推進やプロジェクト進行に向けて落とし所を見つけようとし過ぎてしまったと思います。

学習欲が低下する

追われる感覚が強くなったせいか、その反動でひとたび仕事から離れると、
Youtube、ゲーム、アニメ、漫画…など、頭の全然違う部分を使って消費できるコンテンツをより好むようになり、
その結果、学習欲が低下傾向にあったなと思います。

具体的には、年間の本の読了数は10分の1以下になってしまったし、
(業務とは関係ないですが)資格を取るため頑張っていた手話の勉強なども途絶えてしまいました。

傲慢(プライド)

傲慢:高ぶって人をあなどり見くだす態度であること。

自身の経験や発想でどうにかなると思い、過去の知見・組織の共有知を活かそうとしない

これまで僕は、ワークフローを型化することへの関心が比較的薄く、
根本的な目的があっていれば、プロセスもアウトプットのフォーマットも別になんでもいいのでは、という思考性が強かったです。
そこで、もちろん過去の知見も参考にはしますが、そのまま踏襲することなどは少なかったです。

しかしここ最近強く感じるのが、組織内にある過去の知見や型化されたフォーマットを活用しないのは、宝の持ち腐れである、ということでした。

それは、個人単位のワークフローで見た時の効率性や品質UPの観点もあるのですが、
チーム観点で見た時に、理解や把握のコストが小さく済む・共通認識で会話がしやすい、などの効率性が全く違うと感じたからです。

これらを使わずに自分流で仕事をすることが、チームの生産性を下げてしまっていたと思います。

強欲(グリード)

強欲:あくどいほど欲が張っていること。

並行して多くのことをしようとしてしまう

「ポートフォリオ」といえば聞こえは良いのですが、成果を出す確率を上げるために並行してやることを詰め込んでしまったことで、
結果的に、個人のタスクマネジメントからチームマネジメント(目標設定/組織体制/ミッション設定/リソース配分/etc…)まで複雑度が爆上がりしてしまい、マネジメント初心者の僕にとって非常に難しい期間を過ごすことになりました。

ちなみに、この件について、上司に相談した時には
「確かに並行してやろうとしすぎなようには感じる。
一方でフォーカスをすれば自然と質が上がるか・時間効率が上がるかといえばそうでははない。
つまりフォーカスするということは、質を上げる・時間効率を上げるという意思・覚悟が必要。」
といったようなことを言ってもらい、すごくハッとしたのを覚えています。

事業やサービスのフェーズ、組織の熟練度や個人の性質など様々な変数があり正解はないと思いますが、
身の丈にあったミッションを置くことや、優先順位をつける必要性を感じました。

憤怒(ラース)

憤怒:つかみかからんばかりの恐ろしい形相(ぎょうそう)で、激しく怒ること。

他責にしたくなる

うまくいかない時やメンバーから痛いフィードバックを受けた時は、他の人や状況環境を言い訳にしたくなります。
しかし30分〜1時間くらい置いてから考えると、やっぱり自分が良くなかったなと思うこと多いです。
感情的にならず、客観的に状況を理解することの難しさを感じました。

矢面に立てば立つほど、良くも悪くも自分自身の言動がチームメンバーや関係者に影響を与えるようになることで、
他責にできない状況が作られるけど、他責にしたくなるタイミングは増えていくのかなと思います。

嫉妬(エンヴィー)

嫉妬:他人が自分より恵まれていたり、すぐれていることに対して、うらやみねたむこと。

自らに都合の良い観点で比較してしまう

他責と近しいのですが、客観的に状況を理解できていないことが原因で
自分自身や自チームと、他の人や他チームとを、
自分に都合の良い解釈をするために、都合の良い観点で比較をして、

「こっちの方が、、、」「あっちの方が、、、」
と、あまり意味のない思考に頭のリソースを無駄遣いしてしまっていたと思います。

色欲(ラスト)

色欲:性的な欲望。情欲。

冒頭の通り、推しができました🌸
純粋に応援できて、喜怒哀楽の感情を真っ直ぐに向けられる、貴重な存在…

これは別に悪いことじゃないですね!!!
…飛ばします。

暴食(グラトニー)

暴食:度を過ごしてむやみに食べること。

体重が増える

体重が、"さらに"、2kgほど増えてしまいました。。。
ストレスが食に向かってしまうのが問題。
どんなにたくさん食べても、最寄駅から家に帰る時には絶対にコンビニに寄ってしまうのは本当にやめたい。

食べることが好きなのは、Retty社員としては好ましいとも思うのですが、
健康的な食生活にシフトしたいところです。


来年の指針:アンチパターンを防ぐ3つの打ち手

ここまで、私的アンチパターンを振り返ってきましたが、
ここからは来年このアンチパターンを防ぎつつ、公私共によりよくしていくために、今考えている指針を記していこうと思います。

健康第一!スポーツの年にする

まずは身体から整える!

最近始めたゴルフの継続や、地味に緩く続けているモルックの大会出場への挑戦。
さらには社内でも活発な部活のマラソン部に巻き込まれ、来年末にはハーフorフルマラソンに挑戦する予定("予定"です)。
それに向けて2月のマラソンリレー、3月の10kmマラソンなどにエントリー済!順調に距離を伸ばしつつ走れるように準備していきます🏃

先のことを思考する時間をあらかじめ抑えておく

  • 検証のデータ出しや分析、mtgの準備、…そのほか諸々の全てのことを一旦置いてやらないようにする時間を、カレンダーで抑える(週2回)

  • 差し込みも、なるべくNGと公言することでその時間をブロックする

  • 思考する内容については、慣れるまでは2週に1回程度上長と壁打ちをする

    • プロダクトの中長期の状態、組織、プロダクトマネジメント、チーム体制や運営、etc…

フォーマットをめちゃくちゃパクる

プロジェクト管理シート、分析のサマリーの書き方、データ出しのクエリの書き方…
などのフォーマットを、積極的にパクっていこうと思います。


公言したからには、有言実行!!!

以上です。読んで頂きありがとうございました。


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