【ムショぼけ　第２回感想】

結論から先に言っちゃうと、一気にトーンダウンした感じ。。。

原因を考えてみた。

・陣内から刑務所暮らし１４年の「ムショぼけ」を第１回ほど感じさせない
「バズる」とか「配信」とかあっさり溶け込みすぎ。

・HIROへの怒りがあっさりと消える
何より九条の演技が棒過ぎてこのキャストで最も浮いている

・平松への憎しみがあっさりと霧散する
１４年の裏切りに対しての恨みがそんなに簡単に消えるのか

・娘登場から再開までのあっさりさ
嫁に行く歳の娘が、いきなり抱き着いて泣くは無いだろう。ひょっとしてマッチスティックメンパターンなのか？そうなのか？

原作も知らないし、全何話かはまだ分からないが、もう少し深く陣内の１４年の間に培われたであろう怒りや憎しみや、娑婆に対する憧憬や、家族に対する後悔、謝罪の気持ちを描写する部分が有っても良かった気がする。

ムショぼけ　という割には現状を受け入れるスピードが速すぎるのだ。

1４年の間に大きくできてしまった現実と非現実の「ギャップ」から自分の存在意義とか目的が分からなくなってしまって、足掻き、苦しみ、見出すというのが定石な気がするのだが、この後果たしてどうなるのだろう。