3曲の設定から逃げずに闘う

そもそもお題の「#スキな3曲を熱く語る」って少なすぎるという感想を持つのは当然私だけでは無いはず。

ですが、おそらくこのお題の持つ意味は敢えて3曲なのでありましょうから、吟味&吟味&吟味して、3曲に絞ってやりましょう!

①basketcase

言わずもがな90年代パンクロックを代表する超ドメジャー曲。世代を超えて知られているこの1曲。おそらくこの曲に出会っていなかったら私もパンクロックに嵌ることは無かったであろうと思うと、3曲に入れないわけにはいかないであろうと判断しました。当時ビリーはパニック障害を患っており、その葛藤や苦悩を表現したとされています。が当時はそんなこと露知らず、低い位置でギターを掻き鳴らし、目を見開いて歌うビリーとメロディアス&エモーショナルな楽曲。なんじゃこりゃメチャクチャかっけーと私含め全世界のキッズが虜になりました、「ポップパンク」「メロコア」の潮流を作っていったレジェンドです。

②ロクデナシ

2曲目はTHE BLUE HEARTSの「ロクデナシ」です。THE BLUE HEARTSはもう全部好きです。甲本ヒロトさんの書く詩は唯一無二ではないでしょうか。あんな歌詞をどうやって思いついているのか凡人には全く分からないのに世代を超えて刺さって行く、セールス数で見れば、他に売れている曲は沢山有りますが、それらを超越して今でもcmに起用されたり、カバーされたり、映画になったりするのは、記録ではなく記憶に刻まれている証明に他ならないと思います。

全ての僕の様なロクデナシの為にこの星はぐるぐると回る

ロクデナシでも、劣等生でもいいじゃないか、ありのまま生きていいんだというメッセージに何度励まされたことか、また、心のどこかで反骨精神を俺は持っているんだぞという矜持。心の根っこでは強くあれ、と言われているようにも聞こえました。

③ゲット・アップ・ルーシー

最後は日本ガレージロックの雄、thee michelle gun elephantのゲット・アップ・ルーシーです。

まず入りがクソほどカッコいい。おそらく当時一番真似されたのではないかと思うほど超有名なイントロ。

私も全く楽器は出来ませんが、当時良く麻雀をしていた友達の家にドラムがあったので、このイントロの「パパンパパンパパンパパン パンパン!!」って叩いて「うるせぇ」と言われるのまでがワンセットでした。

そしてボーカルのチバユウスケの声にヤラレました。それまで聞いたことの無いしゃがれ声のシャウト。なのに掠れてるとは違うパワフルな声量、僕が真似したら30秒で喉がやられます。

ねぇルーシー 2人 幸せ見つけたね 終わりだね 終わりだね
憧れの森の中 歩いてるけど目は閉じたまま

チバさんの歌詞もまた独特で、この曲の場合は、満たされた喜びや幸せがある一方で、そこに達してしまった空虚感、虚無感を現わしている様に思えます。解釈は様々ですがミッシェル以降は普通の(普通の表現が正しいのかわかりませんが)歌詞もありますので、ミッシェルの時の歌詞は、こういった怒りとが悲哀とかが入り混じった、ある意味で鬱屈とした感情のニュアンスや、世界観を独自の言葉で表現していたのかなと私は勝手に思っています。

そして、これらに音を足していくクハラさん、アベさん、ウエノさん。これは勝手に私が思っている唯の偏見として聞き流してほしいのですが、ガレージロックのバンドって特にベース・ドラムが際立っていると、更にカッコよく聞こえてしまうんですよね。普通のバンドではそんなこと思わないんですがなんでなんですかね。アークティック・モンキーズとかも出てきたとき演奏めっちゃ下手と思ったのに不思議と聞き入ってしまいましたもんね。

余談ですが、チバさんは当時はyoutubeもなく、TVの露出も少なかったので、たまに見ればぶっきらぼうに喋り、とっつきにくそうな印象でしたが、最近はyoutubeに色んな方と喋っている動画を見ることが出来ます、TOSHI-LOWさんと話している中で、

「でも、また(こうしてすぐ会えて)嬉しかったよ」って言って

TOSHI-LOWさんに「こないだ会ったばっかりじゃん」って言われて照れくさそうにしているチバさんがとても愛くるしいです(笑)

最後に

3曲、やっぱり難しいですよね、元来私はドメジャーな曲を挙げるとなんかミーハーに思われるのが嫌で、マイナーなバンドや曲を言うっていう厨二病があるのですが、今回は「3曲」とう縛りの意味を、私なりに解釈し、苦しみぬいてこの3曲に絞らさせていただきました。

他の人どうしているのか見てみたら○○編みたいな書き方していて、賢い&ズルいと思いました(笑)それやったなんぼでも紹介できるがな。

#スキな3曲を熱く語る

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