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天国へ向かう妻へのラブレター💌  #35術後3

 2人で、タグ待合室で待つ… まだ7歳…
長時間じっとしてられるのか?心配だ!
そんな心配を、他所に、ずっとゲーム🎮して、飽きてなさそう…
案外将来大物に、なるかな?(親バカ)
「ツトム充電切れそう?」と息子
「そこにコンセントあるだろ?充電器わすれた?」
「あるよ!そっち行くからどいて!」
「はい!はい!」
相変わらず、我儘息子だ!
2時間経った辺りで、「お腹は?大丈夫?減ってない?」と僕
「う〜ん?ちょっと減ったけど大丈夫?」
「後少し、したら買ってこようか?」
「うん!今、ママ何してんの?」
今それ聞くか?知らんかったんかい?
「今、ママは、頭の中に、ある、悪いやつを、先生達が、頑張って、取って、ママを元気にする、“手術”ってヤツをしてるんだよ」と僕。
「じゃあ?終わったら元気になるの?」と息子
「そうだよ!だから、ママが元気に、なるように、2人で、お願いしようね!近くに、息子が居れば、頑張れるから、ママ!」
「うん!お願いする!」
「じゃあ!お願いするのも体力居るから、なんか、腹ごしらえするか?」
と、下のコンビニで、ご飯を買ってきて!2人で、ゲームしたりして、過ごしていた!
また予定のじかんより、遅れてる!
チョット不安になる僕「まさか?は、無いよな?」
不安に、なりながらも、祈っていた!
「成功します様に…」
息子も「ママ遅いね?」
まさか?が頭を、過ぎる!
「何があったのかな?」そばに行って声を、掛けてあげたいが、出来ない、もどかしさが僕を襲う!遅れて、2時間後、先生が笑顔で来てくれた。「おわりました!」心無しか、先生に笑顔が、その顔を見て安心する僕…
手術の、説明を受ける…
画像から見ると!随分、切除した様に見える!
「こんなに取って、一般生活に、支障は無いんですか?」
「多少の、性格の変化は、あるかもしれませんが、身体的には、大丈夫です!全部動きます!今回は、成功です。後脳の周りに、がんの種が広がってなければ…」
「そうですか!有難う御座いますます。」
その足で妻がいるICUへ。
「目覚めた?」
「うん」
「身体は、動くって!良かったね!成功だって言ってたよ!」
「うん!息子1人で待ってるんでしょ!私は、いいから行ってあげて!」
「分かった!じゃあ!また明日」
自分の事より、息子の言葉を、気にかける妻に、母の強さを感じた…
           #36 へ続く

もし宜しければ、サポートの、一部は、書籍化の、実現に、利用させていただきます。これからも、がん患者を、サポートする皆様のお力になれれば、とおもってます!