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地方在住でも上手くなりたい



お久しぶりです。
ブログを書くのは実に約1年半ぶりです。

今回の記事は以前書いた「地方民の取り組み方」という記事の続きみたいな感じです。

まず最初に「お前程度が言うなよ」という意見、少なからずあると思います。ごもっともではありますが、考え方の一つとして捉えていただければ幸いです。ご意見ご感想のほどよろしくお願いします。



まず大前提として、僕は自分が「強いプレイヤー」だと思っていません。
客観的に見て普通くらいのプレイヤーだと思っています。
が、かといってCSもたまに優勝したり、はっちグランドや日本代表選考会にも2年連続で出ることができたりしたので平均よりちょい上くらいかなーとは思っても許されるのかなと思えるくらいまではきました。

そんな僕が新潟に住んでいてこれくらいには勝てるようになれたので、その考え方や取り組み方は他の人の役に立つのではないかと思い、書いている次第です。

僕は強い人から構築をもらったりプレイを教えてもらえればそれなりに勝てるが、自ら何かを生み出したりはできません。生み出そうとして空回りしたことなら何度もありますが。



極論目の前の「勝利」だけを求めるなら
強い人から限りなく正解に近い答えのような構築をもらい、その上で教えを乞うのが1番早い。
そういう意味では良い方法ではあると思いますけどね。


しかしこの方法は「目先の勝利」を得るための“正解”ではあったとしても、「上達」するための“正解”ではないと考えます。
※教えてもらうだけで終わらず、細かいやり取りまで話せるなら話は別です。



「目先の勝利」を求めることと「上達」することはどう違うのか?
言葉の通りではあるのですが、僕は「勝ちたいのか」、それとも「強くなりたいのか」どちらが先に来るかの違いだと考えています。


「勝ちたい」が先に来る状況では短期的に考えてもいいですが、(※来週のCS勝ちたい)
「強くなりたい」が先に来る場合は長期的に考えるべきだと思っています。(※勝てるようになりたい)


調整やフリーで勝ちに拘るのが悪いとはいいませんが、
大切なのは「本当に勝ちたいのはそこなのか?」ということです。

僕は調整は基本的に「負け得」であると考えていて、
勝ってしまうと「勝てた」という印象が強く、プレイミスに気付きにくいことが少なくありません。

本来は機能しない可能性の高いカードが上手くハマって勝ててしまった場合に、その体験から強いカードだと勘違いしてしまうような経験が皆さんにもあったんじゃないでしょうか。それです。

そういった成功体験は歪みの原因であり、思考放棄につながることも多々あります。

相手がミスをしなかったらそもそも打つことすら叶わなかったカードも、打てたことにより勝利してしまったら強いカードだと思ってしまうのも理解できます。

勝利してそういった体験を反省することは難しいですが、負けた時に反省するのは当然の流れなのでスムーズです。


なのでどこまで目的を設定するのが重要だと考えています。
以前書いた記事で目標について触れたことがあるのですが、それと同じです。

「公認大会で1勝すること」
「勝ち越すこと」
「CSで優勝すること」
「友達に勝つこと」

人それぞれ目標設定が違うので、それに伴った練習方法や取り組み方が必要だと考えています。


「自分の今いる場所はどこなのか?」
「自分が目指す場所はどこなのか?」


そこを明確化することで取るべき行動が変わってきます。

新潟県では「CSで見かけないけど公認大会には出てる」人が少なくありません。
CSが頻繁に行われないような地域では、俗に言うカジュアル勢、ガチ勢の差は首都圏に比べて大きくなく、曖昧なものになっている印象を受けます。

だからこそガチで取り組みたい方が最初に直面する課題はそこなんじゃないかと感じています。


僕は根性論とかそういう類のものは好きではないですが、
好きではない僕ですら、「自分が弱いプレイヤーであると自覚しているならまずはひたすら取り組むしかない」と思っています。

なんのきっかけもなく取り組み始めるのは難しいので、
「勝って楽しかった」
「負けて悔しかった」
「あのプレイヤーみたいになりたい」

とかなんでもいいのできっかけが見つけられるといいですね。

その中で自分の目標が「公認大会」なのか、「CS」なのかは自ずと答えが出ると思います。

ただどちらにせよ体験せずに決めるのはもったいないと僕は思っていて、
「大会に出たいけど怖い」と言ったような相談を受けた際には「まず一回出てみましょう」と答えています。

おそらく怖がってる方が思ってるほど怖いところではないですし、出てみたらきっかけを掴めるかもしれません。

出なければ一生掴めないので皆さんもよかったら一度は出てみて欲しいです。僕含め他のプレイヤーが夢中になってるのにはちゃんと理由があります。楽しいですよ。

ちなみに今のところそういう相談をしてきてくれた方は今ではみんな大会を楽しんでます。

合わなかったらやめればいいんです。

合うか合わないかわからないままなのはもったいないですよ。




そのあとも本気で取り組んでいけばその結果として自分の世界が徐々に広がっていきます。

勝敗の結果だけではなく、取り組んだ結果です。

僕の場合は自分が“井の中の蛙”どころかそもそも蛙ですらなかったことに気づいてからがスタートでしたね。


なので大切なのは常に「謙虚」に「真摯」に取り組むことです。



会社とは違い、上の人(強い人)が下の人(弱い人)に教えてあげる義理はないため、ただ待っているだけでは何も起きません。

強い人に教えてもらえるような環境にいけたらベストなのですが、当たり前の話「傲慢」「適当」な他人に真剣に何かを教えてくれる人などいません。

向上心を持ちつつ真剣に取り組んでいれば、チャンスが回ってくるかもしれません。なにもしなければチャンスは0%です。

もちろんこっちからアプローチをかけるのはアリですが、
何を隠そう、こんな偉そうに色々言ってる僕自身が強い人に自分から話しかけたり、何かに誘ったりするのがとても苦手なのでそのケースはわかりません。

僕はとても卑屈でネガティブな人間なので、「僕は好きだけど相手は僕のことをよく思ってないかもしれない」「僕と組むよりもっと強い人と組めるのに、僕が誘ったら気使わせちゃうかな…」とか色々考えてしまい何もアクションを取れないのです。


ただそんな僕でも今のこの恵まれた環境に身を置けるようになったきっかけは「遠征」です。

僕がもっともっと弱い時から、なんならCSに出始めた時から良くしてくれていた人たちは僕よりもどんどん上にいきました。その人たちについて行かせてもらってた僕も人脈が広がりました。

皆さん優しいのでこんな卑屈ネガティブ田舎プレイヤーの僕ともチームを組んでくれました。当日もあり得んくらい緊張して負けた僕に「またチーム組もうぜ」と声をかけてくれたりもしました。

そのおかげで僕は山形や宮城、石川のように車で行ける範囲(?)だけではなく、新幹線や飛行機も使って東京や名古屋にも遊戯王をしに行けるようになりました。

そこから既に仲良かった人の紹介で〜を繰り返して友達がたくさん増えました。

今振り返っても僕はただただラッキーだったなと思います。

ただラッキーだったとはいえ、新潟県民の中で1番CSで遠征したんじゃないかってくらいには遠征しましたし、行動しなければ出会うこともなかった人たちなので、初めて県外のCSに出る時に勇気を振り絞って良かったと思っています。


僕は人よりもたくさん県外に遠征したことによって今の場所を手に入れました。正直言って他のプレイヤーとの差はこれしかないです。
僕に特別な力は無いし、ただただ周りが強いだけ。

強い人たちと知り合えば知り合うほど、プレイだけではなく考え方を聞くことができたり、“がくしゅうそうち”をつけたポケモンってこんな感じなのかと思うくらい、自分が実践を積まなくても経験値が貯まっていきます。

そして自分のレベルが上がれば上がるほど、レベルの高い人と知り合いやすくなります。



最初の町から出てずっとポッポとか倒していても、相手のレベルが低いので貰える経験値も少なく、自分のレベルも上がりにくいですよね。

ただ自分が向上心を持ち、次の町へと進んでいき続ければ、自ずと対戦相手も強くなり、自分に入る経験値も多くなります。

負けることも増えますが、ポケモンと違い遊戯王は負けても経験値が入るんですよね。

『生まれた時からチャンピオン』みたいな人はほとんどいなくて、ほぼ全員が対戦を重ね、思考し経験値を得ることでレベルを上げているはずです。

個体差や性格により成長速度に差はあれど、届かないレベルなんてないと信じています。
というか諦めたらそこで終わってしまいそうなので、他人から見たら小さい目標でも少しずつ上を目指し取り組んでいます。

僕が続けている間にそこまで強いプレイヤーになれるかどうかは分かりませんが、それに向けて努力し続けるべきであることは間違いないはずです。






実際強い人って話しかけにくかったりしますけど、対戦した後なら自然な流れでプレイについて聞きやすかったりするので基本当たり得なんですよね。

もちろんCSとか負けるつもりで行くことはないかもしれないですけど、
もし負けるにしても次に繋げられる何かを得たいですよね。
それが人脈なのか取り組み方の反省なのか分かりませんが、結果だけを気にしていると負けた時に何も残らないのでオススメしません。何事も徐々にだとは思いますので、少しずつ目標設定をあげたりしてやれることを増やしていけるといいですね。



皆さんも身の回りに尊敬できるプレイヤーがいるなら積極的に技や技術を盗むべくプレイについて聞くなり、コミュニケーションをとるべきです。

僕も最初はそこから始めました。

「この強い人との差はどこなんだろう」と思ったのが僕のハマったきっかけです。

僕は色んなプレイヤーの真似をしてスリーブを変えたり、カードを反らせたり、英語版を使ったりと100%形から入りましたけど。笑


まあどんな形であれ、「上達」を目指して取り組むなら1番大事なのは「環境」、つまるところ「友人」だと僕は考えています。

遊戯王は基本的に一人で出来ないゲームである以上、対戦してくれる相手が必要です。

その対戦相手が一人しかいないと凝り固まった考えになりがちなので気をつけましょう。

「あいつにはこのカードが効いたからあのデッキにはこのカードが効くんだな」

これも先述した成功体験が視野を狭めている結果ですよね。

「遊戯王が上手い人」としか対戦してないと、そうではない人相手の際に想定外のプレイをされて負けてしまったりもします。


公認大会や身内戦のように地元だけでやってる分にはいいのですが、CSとなるとそうもいきません。本当にいろんな人がいます。

普段練習してる地域も違えば環境も違います。

対戦相手が固定ではなければ色々なプレイを実際に体験することができますし、自然と以前よりは広い視野で見れるようになってくるので対応できる幅も広がると思います。

色んな人と対戦しましょう。




遊戯王に限らず、目標にできる人や切磋琢磨できるような人が身近にいる人は恵まれていると思います。ポケモンのゲームにもライバルっていますしね。

目標の本質を見失わずに取り組んでいれば周りの人は評価してくれるし、それに伴って自分のレベルも上がっていくはずです。


何もしてないのに強くなった人やいい環境にいる人はほとんどいないでしょう。

それが実力ではなくラッキーだとしても、そんなのは掴んだもん勝ちです。


実際に行動に移すことが難しいことは僕自身身をもって感じていますし、
なんなら僕も全然出来てないことなんですけど、
皆さんも大会に出てみたりした時に何か感じたら、チャンスだと感じたら、チャレンジしてみて欲しいなと思います。


以上です。

ひたすら書き殴ったので、まとまりのない文章だったかと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


また次回があれば次回。





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