本当にほしいモノ--断捨離とミニマリスト

 最近、NHKの番組「世界はほしいモノにあふれている」にハマっている。三浦春馬とJUJUがMCで、毎回海外へ商品開発や買付を行うバイヤーを招き、彼らが様々な国で見つけた魅力的なモノやスタイルを紹介する。

 そこで紹介されるのは、最新のトレンドから掘り出し物まで幅広い。ミニマリストまで極端ではないが、断捨離をしている私は、本当に素敵なモノに囲まれる生活に魅了される。

 登場する人たちは限られたこだわりの一品を使い、モノに溢れた生活とは一線を画している。既製品でも豪奢な高級品でもない「品が良い」モノとの生活はミニマリストの生き方とも異なっている。

 ミニマリストがオススメしている商品の中に、多機能なモノがある。一つのもので様々な役割をこなすことで、モノを減らしていく。この考え方は近年のスポーツの世界でも近いものがある。

 例えば、サッカーの日本代表の選出基準を聞いていると、複数ポジションをこなすことができる選手が好まれている。プロ野球でも一つのポジションをこなせる選手よりも、西武ライオンズの外崎修汰のような選手にも目が向くようになっている。

 しかし、その多機能なモノは本当にほしいモノだろうか。あるいはそうかもしれない。だが、一つの機能を無骨なまでに全うするモノの魅力も否定することはできないだろう。

 自分のサイズに合わせたオーダーメイド、ブランドなどの名前に踊らされることなく魅了されるモノ、一生付き合うことができるモノ。それを見つけられるような生き方をしていきたい。

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