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【富田 駿】2021.06.06 Mt.富士ヒルクライム

【目標】

富士ヒルは完走タイムによってブロンズ、シルバー、ゴールドといったリングをもらうことができる。
ヒルクライムは大の苦手。ただ沖縄やニセコといった目標のレースに登りがあるので避けるわけにはいかない。少しでも登れるようにと昨年目指したのがシルバー(1時間15分切り)だった。昨年は約78分と届かず。
今年こそと思い、できる限りの準備をしてきた。


【レース前の準備】

栄養面
2〜3日前から水をたくさん飲む。1日4リットルは飲んだ。
夜に炭水化物多めの食事。
コンビニで買った白米とサバと卵、ひじき、そして団子2本。
朝食は早朝にレース3時間前の3時半ごろに団子3本。団子は腹持ちが良くてほぼ脂質なし。早朝食べても胃が受け付けてくれる。
レース直前にはカフェインを摂るためにブーストショット。レース前1週間はカフェインを控えた。その方がカフェインの効果が高くなるらしい。
ボトルには250mlのポカリとマグオン、パラチノース。

機材など
タイヤは150kmくらい走った程度でほぼ新品。ミシュランパワータイムトライアル25Cを使用。チューブはコンチネンタルスーパーソニック。
どちらも転がり抵抗と軽量さが強み。
BBは2週間前に交換し、ホイールの振れ取りやグリスアップもした。
チーム員を真似て鼻につけるブリーズライトの準備と心拍計をバンドからAIRFITに変更。
バーテープは薄手で軽量なものに。バーエンドキャップも片側3gぐらいの軽量なものに変えた。
少しでも気になるところがないように、思いつく限りの整備は全部やった。

ウォーミングアップ
15分流した後に1分走3セットと5分走1本。
疲労は抜けているのに脚は少し重いような感じ。早朝だと流す時間がもう少し長く必要なのかもしれない。

【レース】

3776チャレンジというGW期間に3776mの獲得標高を走るチャレンジに参加した人は第3ウェーブで出走できる。
ある程度足がある人が集まるだろうと思ってここにエントリー。

ただ他のウェーブはより足が近い人が集まるし、フリースタートでも良いトレインで走れたという話を聞くと、タイムを狙うのに第3が正解だったかはわからない。
少なくとも今回僕は何人かでまとまって走ることができた。

スタートから集団に乗ると、明らかにちょっと無理なペースだったのですぐに落とす。なんとなく足が合いそうな人の後ろについて走り、心拍数を見てオーバーペースなら苦しくなる前に離れた。試走で友人と走った時にオーバーペースで垂れた経験が役立って、自分の限界が来る前に見切りをつけられるようになった。
集団と呼べる人数ではなかったけど、2人〜5人くらいで走る。勾配が緩んだタイミングで前に出て引こうとするが、後ろが離れてしまう。
勾配が緩んだところでタイム縮めた方が早いのは間違いないと思うけど、集団で走るには正解ではなかったかもしれないと反省する。
1号目まででシルバーまで約2分の貯金があった。

2号目、3号目とほとんどずっと同じ人の後ろを走る。
正直ついていくのが精一杯なペース。2人だけで走っているつもりだったが5人くらいの集団だったと後で気づく。先頭交代ほとんどできずに申し訳ない。
ピンクのジャージの人には本当に感謝。

4号目超えたあたりで、急に踏めなくなってくる。
千切れそうになり、追いつき、千切れそうになり、追いつきを繰り返す。
タイムを見ると2分あった貯金はわずか30秒に。
平坦前の最後の奥庭駐車場のところで集団から少し離れてしまった。
頑張れば追いつけそうだけど・・と思って後ろを振り返ると第4ウェーブの人が一人追いついてきていた。
そしてその後ろにゴールドペースの集団が10人以上見える。

無理に前の集団を追うよりも、ここに(邪魔にならないように)乗らせてもらう方が早い。今の集団をすぐに見送る。
奥庭の登りをゆっくり登って休みながら平坦に入ったくらいで後ろの集団を待った。
想像していたよりも速いスピードの集団。
「最後尾になんとか乗っからせてもらおう」と思っていたけれど、その集団の中にいたチームメイトの奥田さんが肩をポンと叩いてくれた。そのタイミングで集団に乗せてもらうことができ、一番スピードの出る区間を最高のトレインで走ることができた。

勾配が上がるタイミングでなるべく邪魔にならないようにすっと集団から抜けて、
ゴール。

【リザルト】

1:14:14  年代別 95/470位
なんとかシルバーのタイム達成。

【反省】

・目標タイムは達成できた。
・人のおかげで達成できたところが大きい。
・機材の準備、体重管理、疲労の管理など今後に活かせる経験ができた。

苦手なヒルクライムだったけれど、目標にしていた結果を出すことができた。
ただ一緒に走った集団がちょうどいいペースだったことや最後に第4ウェーブの集団が来るなどラッキーな要素に助けられたからこその結果なので、さらに力をつけられるように努力していきたい。
以前の沖縄や富士ヒルでなんとなくやっていた疲労管理や体重のコントロール。
今回の経験を通して学ぶことが多かった。自身の限界を知っておくことの重要さを知る機会になった。

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写真提供:朝日新聞社

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