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【富田 駿】2021/5/23 ツール・ド・ひたちなか エンデューロ 2時間(午後)13位

【目標】

・先頭集団に残ること
・最後に勝負できる位置にいること
・無事に終えること

先頭集団に残るというのはエンデューロではいつも挙げている目標。
初めて走るコースのポイントを掴みながら最後まで集団に残る。
一つ目標にしていた富士ヒルが2週間後に迫っているので、無事に終えたいというのが一番。2~3日前までかなり消極的だったが、チーム員の遠藤さんからの一言で「できるだけ良い順位を取れるように頑張ってみよう」という気になった。
富士チャレでは全く勝ちに絡めない集団ゴール。今度は勝負できる位置にいたい。

【レース前】

路面がウェット気味かと思っていたけどドライ。ただコースの見取り図を見るとコーナーが厳しそう。空気圧は後ろ5.6bar前5.4bar。
補給は500mlのボトル2本にパラチノース、ポカリ、マグオン。
湿気もあり、日が出ると暑かったので汗はかきそう。
これらは確実に飲み切るつもりで。(攣らないように)
バイクはVENGEで。やっぱりほとんどの場面でスクルトゥーラより速い。
エンデューロのアップは試走で済ませてしまうことが多かったけど、
高岡さんのnoteを見てアップを真似てみた。
20分少しずつ上げながら回して1分-1分を5回。
心拍数は最大-10bpmくらいまで上がった。
試走は知り合いと話しながら、だけどポイントポイントで路面確認しながら。
コースの脇の落ち葉、道路まで飛び出ている枝葉、コーナーの段差、砂利が浮いているところなど気になるところは見ておいた。何かあって「ツイてない」で済まさないように、対応できることはしておきたい。遠藤さんが先に教えてくれた落車の多い場所も確認。
バイクは先頭に並べた。

【レース内容】

チームからは同じ時間に高岡さんとまこっちさんが走る。ただ残念ながらカテゴリ毎にスタートは分けられてしまった。キングの強豪選手たちの集団で走ることを楽しみにしていたのに残念。

スタートはローリングスタートで先導の自転車の後ろで2〜3km走る。ペースが遅いので集団が横に広がる。バイクのハンドル幅が自分のスペース、真っ直ぐ走るを意識して隣の選手が近くても場所を譲らないように。肩が当たったくらいで「うわぁ」と声を上げている人がいた。慣れないうちは多分もう少し後ろで走った方が安全に走れると思う。僕も集団走行慣れていないねと指摘され、サイクリングロードでYOPIと肩ぶつけ合ったり押し合ったりして接触に慣れた。

リアルスタートでポンっと先頭に。そんなに踏まずに周りの様子を見る。
すぐにローテを回しながらある程度の位置でキープ。全体を通して今までのレースの中でもかなり前方で位置取れた。前を引く姿勢を見せていると、ローテ回した後入れてもらえないということがなく、一定の位置で走ることが出来た。

序盤に何度かアタックが起こる。自分が先頭付近の時はいってしまいそうな人は追った。(強い選手がわからないのでチームで判断)
ただ全体的に追う選手は少ない印象。こんな序盤で決まるわけ無いでしょ・・みたいな感じだろうか。
そんなことをしてるうちにポンっとサイタマサイクルプロジェクト(以下サイタマ)とARCC、コムリンの選手が抜け出た。これはどうだろうと思ったので、先頭付近にいた知り合いに「追う?」と声をかけると「こんな序盤で決まるわけない、泳がせましょう」と。
「たしかにそうか」と納得したのが間違いだった。少し走っていると「さっきの選手強いです。逃しちゃダメです」と教えてくれた人がいた。
スタートの位置でYOPIさんが逃げとのタイム差は10秒と教えてくれた。まだ行ける。
20人くらいの集団で数人は回してくれた。ただサイタマの選手3人ほどがローテーションでしっかり牽いているようで絶妙にペースを落としている。最初は良いペースなのに徐々に落ちていったり、コーナーはゆっくりなのに曲がり終わったくらいでグッと上げたりゆっくりになったり。
サイタマの人が逃げていたのは分かっていたので抑えようとしているのは分かった。でもほとんどの人が気づいていないのか疲れてるのかサイタマの走りに翻弄されている感じ。
サイタマは抑えているから前に出て追おうと知り合いに声をかけて追うけれど、
逃げの3人は強く1周かなり頑張っても3秒くらいしか縮まらない。
向こうは3人だけど、こちらも牽いているのは結局4,5人だったと思う。ところどころサイタマにコーナーで抑えられるのもあり、差は開いていった。
30秒開き、ローテが回らない状態もあり、集団で走り切ると切り替えた。ただこの集団からまた逃げがあればそこには乗り、少しでも前でゴールしようと思った。

そこからは単独で飛び出して追おうとする人がいたり、サイタマの定期的なアタックがあったり、あまり落ち着くことがないまま走った。残り30分ほどで飛び出して追おうとする人はいなくなったけれど、サイタマの一人が何度も何度もアタック。集団の中でも脚がありそうな人がそこに乗っかってしまうとまた逃げができてしまいそう、かつ一人でも逃げられそうだったのでみんな無視できず。

ラスト周回、最後の180°コーナーでもあまりペースが上がらずにみんな様子見。
下りでするすると前に出られて、そこそこの位置で最後のコーナーへ。
行けたら行こうかなと思ったけれどコーナー立ち上がりで一瞬遅れる。結局コーナー曲がって7〜8番手?スプリントで集団の頭を取れる位置ではなさそう、かつ落車はしたくないという気持ちでそのまま流してゴール。
結果は13位だった。

【反省】

全体を通して集団の前方で走ることが出来て、切れてしまいそうなタイミングはなかった。しかし他のエンデューロに比べて集団に残っている選手の割合が高かったことを考えるとペースとしてはそれほど速くなかったのだと思う。
情報に基づかない・ほとんど経験のない「大丈夫だろう」という自分の判断ミスでレース開始早々に負けが決まってしまった。
また、キングのカテゴリのまこっちさんのコーナーを見て恐ろしいほどの差を感じた。自分の出ていたカテゴリは基本的にコーナーはゆっくりだったが、少しでも上手くなれるようスキルを磨きたい。
今日は自分のいい所はあまりなかったけれど、なぜだかすごい楽しかった。
チーム員しかり、会場にいらっしゃったワンガンの選手しかり、
レースを走っていて、終わった後すごく楽しそうに話している。
少し気持ちがわかったような気がした。

【レース後】

高岡さんがキングオブエンデューロで優勝されていた。
レースには運の要素も大きいと思っていたけれど、高岡さんを見ているとそれは間違いかもしれないと思う。
また後でYOPIさんに聞くと、「まこっちさんが敵チームだったらすごい嫌だ」と言っていた。まこっちさんのレースレポートを読んで納得。笑
すごいチームだなと思う。次のレースは決めていないけれど、次も楽しみだ。

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