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【RX 富田駿】 2022.11.13 ツールドおきなわ市民140 完走

レース

今年度1番の目標としていたレース。自分に出来る準備をして自身のベストを尽くす。

同じカテゴリにチームメイトのキクさん、ヤマケンさん、そしてマスターズカテゴリに福田さん。ヤギさん。チームメイトのおかげでレース直前はリラックスして過ごす事ができた。

スタートしてすぐに前方にポジションが取れたのでキープ。キクさんの後ろに着く。すぐにフンガワの登りへ。

フンガワは徐々にポジションを落としながら粘るが5kmくらいで先頭集団から切れてしまった。ただただ登れなかった。

写真:三井様

できるだけ集団に残ることを目指していたのでスタートしてすぐに切れてしまったことはショックだった。
今のフィジカルだと1回目のフンガワも厳しいのは他選手の過去のレポート見て薄々感じていた。ただそれでも半年ここに向けて練習していたのでやはり悔しい。
レース直前には「休んだことで調子が良くなっているかもしれない」、「1回目はペースがゆっくりかもしれない」とポジティブに思い込むようにしていた。ただやっぱり練習でできないことはできない。

先頭から切れてもレースは続く。
本当に勝ちを狙える選手は一部。他の選手はできる事をやり切るしかない。ここで自分のベストを尽くすことは必ず次に繋がる。

フンガワからの下り。少しでも集団で走りたいので周りに合わせて下る。チームメイトのまこっちさん、福田さんとの房総練習のおかげで余裕をもって下ることができた。
その後、ペースが合いそうな人と5-6人のパックになる。フンガワで切れているのに登りで上げようとする人もいたので登り抑えてペースでいきましょうと声かけ。同調してくれる人がいて徐々に大きな集団になった。こんなふうな立ち回り方もまこっちさんや福田さんから学んだ。
フィジカル面は足りなかったが、練習してきたこと、教わってきたことは確かに力になっていた。

奥の登りも声をかけ合いながらパックで登り、その後の海岸線で別の集団も合わさりかなり大きな集団になった。ここで一緒に走ってくれた方、本当にありがとうございました。

そのままフンガワへ。4倍くらいのペースで走っている。半分を超えたくらいで急に踏めなくなってしまった。心拍数も余裕があって垂れるほどの強度でここまで走ってきたわけでもないので予想外だった。
後で思うと沖縄の暑さや湿度の高さでかなり汗をかいていたので補給が不足していたのかもしれない。
集団から離れた後は急に踏めなくなり、あちこち攣り出した。内腿、ふくらはぎ、ハムストリングス、腰など。一箇所攣って誤魔化しながら走っていると別の場所にダメージがきて別の場所が攣っての繰り返し。

写真:高杉様

途中マスターズで後から出た福田さんのパックに合流。そこまで限界だと思っていたが意地でなんとか乗った。しばらく一緒に走れたがケサジの登りで切れる。両脚がどうにもならない攣り方をして一度ストップ。2-3分休んでからスタート。登りの度に脚が攣って全く踏めない。ダンシングしてもシッティングしても脚が回らずキツい。
完走だけは必ずすると決めて最後まで走った。あんなに辛い時間は初めてだった。

結果と反省

リザルトは101位
あまりにも辛かったレース。とにかくゴールできた事が嬉しかった。走り終えた時に「完走した自分頑張った」と思った。
でも後になってどんどん悔しい気持ちが強くなった。ただ完走しただけで喜ぶ自分のままでいたくない。今回足りなかったことは何か考えて、次に活かしていきたい。

書き切れないくらいこの半年失敗してきた。でもその度その課題に向き合った。
もし今回ピーキングがうまくいっていれば集団に残れたかといえば、どちらにしろ難しかったと思う。
本当にまだやる事、できる事がたくさんある。

レースの後、福田さんに「そんなにすぐ強くならないよ」と言われた。なんだかその言葉がすごくしっくりきて、安心したことをよく覚えている。焦って練習して、ベースがないのに実力以上に乗り込んで体調崩したのが9月の終わりから10月中旬。一気に変わろうとせず少しずつ積み重ねて、少しずつ成長すれば良いんだと言ってもらった気がした。

次のシーズンでは、一つの練習に偏らずバリエーションをもたせたメニューをやっていく。低強度で走る時間を増やして、ボリュームを増やしてもオーバートレーニングにならないようにしたい。焦らず自分に必要なトレーニングを考え、成長できるよう努めていきます。

最後に、
一緒に練習してくれた方、職場の方々、そして食事から練習、当日まで全力で支えてくれたYOPIさん。本当にありがとうございました。

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