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【好きなこと=嫌いなこと】 #01 自分らしさ

唐突にnoteを始める。きっかけは、「自主制作」を始めたこと。自分の【好きなこと=嫌いなこと】を言語化しながら、何をどうやって作りたいのかを探っていく。実験的なプロジェクト。

最初に思いついたのは、課題の内容にも出された「自分らしさ」。

私は「自分らしさ」という言葉が嫌いだ。

「自分」はどこにもいない。「自分らしさ」はどこにもない。そして、「らしさ」とはラベルであり、「自分」を縛りつけるものだと考えるからだ。

いま哲学を勉強していて、「実存」について考えているからこその後付けかもしれない。けれど、「自分らしさ」を堂々とSNSにアップしてることに疑問を感じてしまう。その人はどのような気持ちで「自分らしさ」を入力しているのだろうか?いや、ここまで明確な問いではない。ただ単に嫌悪感とまではいかないが、強い違和感を感じるのである。それはどこから来るのだろう?

「自分」が「自分らしさ」を語ることの違和感だろうか。「他人」が「佐藤らしさ」を語ることの方が違和感がないように思う。

「これは俺らしいな、自分らしい。」
「これって佐藤らしいよね」

やっぱり後者の方が違和感がない。むしろポジティブな感情が湧き上がる。あ、こうやって見てくれているのか、と。この差はとても面白い。


「自分らしさ」とは何だろう?
この問いは尽きないけれど。

私は「自分らしさ」がとても嫌いで、とても好きなようである。


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