【読書日記】11月/2022
もうめちゃくちゃに有名すぎて、そしてきっと名作なんだろうと思うと、却って手が出なかった本。題名からの勝手な推測で感動もの…?と懸念していたが、そんなこともなかった。中学生の頃の様々な感情を思い出させてくれる。おばあちゃんの言葉が読んでいて楽しい。全体的な雰囲気もノスタルジックで綺麗だった。
実は今までオモコロを知らなかったが、書店にプラリと立ち寄った際に、平置きになった新刊を眺めていたパートナーから「オモコロの人だ。この人面白いよ」と言われ立ち読みしてみると、独特な着眼点とユーモアのある切り込み方が面白くて購入に至った。
面白かった。前半はひたすら声を上げて笑ったし、後半はうむうむと考えさせられた。自分と全く違う視点から物を見られる人の意見が聞ける(読める)って勉強になるなあ。
それはまあどでかく立派なコーナーが書店内に作られていて、なんぞや!?と思い購入。なんとなく結末を思い描きながら読み進めていくと最後の最後で裏切られる。純粋に驚く。「どんでん返し」に全身全霊かけてる?というくらいどの話も予想の斜め上をいくので面白かった。文章も読みやすいので普段読書してない方にもおすすめできそう。
読み応え抜群だった。楽しかった。孤島に招かれた客たちが逃げ場のない中、1人ずつ殺されていく緊迫感。犯人は一体何者なのか?推理しながら読み進めていける楽しさ。なぜ今までアガサ・クリスティーを読んでこなかったんだろう?と後悔した。これからたくさん読もう。80冊もあるようだし。
上下巻ある。量はあるが、エンターテインメントで読みやすいので普段読書されない方におすすめできそう。最初っから謎だらけで、謎が怖い。謎であることが怖い。人間の「未知のものに恐怖を抱く」習性をガッツリ突いてくる。
12月に読んだ分も混じってる気がするが、まあいっか。
様々な小説を読んで、最近気づいたことは死の描写がある小説が多いということ。大小はあれど、死が出てくることが多い気がする。
なんでだろう?と思ったら、そうか「死」というものこそ「生」と同じでどんな人にも共通するものだからか、と気づいた。変な言い方だけど、親近感というか身の回りのもの、という感じがする。それは別にいつも死のことを考えているということじゃなくて、自分が死に直面することを想像できなくても、ある程度の年齢を重ねた人なら親戚が亡くなってお葬式に行った経験がある人は多いだろう。
突然目の前に見たこともない奇怪な形のUFOが舞い降りてくるシーンを想像するより、身の回りで誰かが亡くなってしまうということの方が想像しやすくて、感情移入しやすいのだと思う。
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