見出し画像

京三製作所(6742) 2023年3月期本決算

 本日2社目は、3大信号メーカーの1つの京三製作所です!(残り2社は日本信号・大同信号)
 2021年1月に放火事件に巻き込まれ一時期話題になった、同社ですが、そのせいでここ2年業績が非常に不安定になってしまっています。
 そのため、前期比ではなく、会社比、コンセンサス比が重要な判断材料となります。
 では見ていきましょう。

基本情報(2023/5/12現在)

銘柄名:(株)京三製作所
業種:電気機器
事業内容:信号大手の一角、民鉄に強い。鉄道・道路信号、半導体製造装置用電源装置が3本柱。下期偏重
時価総額:26,708百万円
PER:22.25倍
PBR:0.61倍
配当利回り:4.24%

発表内容

2023年3月期の連結業績

売上高:72,327百万円(前期比-0.8%)(会社予想比-2.79%)
営業利益:2,207百万円(前期比-25.7%)(会社予想比+10.35%)
経常利益:2,683百万円(前期比-21.7%)(会社予想比+11.79%)
当期純利益:2,070百万円(前期比-82.5%)(会社予想比+59.23%)
EPS:33.02円(前期比-156.07円)
ROE:4.5%(前期:29.5%)

 全体的に会社予想比で上振れ着地となりました。
 なお、当期純利益以下は放火の被害を受け、受取保険金が2022年3月期の特別利益に計上されたことで見かけ上、前期比大幅減益という形になっております。

配当の状況

2023年通期:18円(前期比±0円)
2024年通期配当予想:18円(前期比±0円)

 絶対18円出すマンにはなってほしくありませんが、減配ではないので個人的には問題なし。

2024年3月期の連結業績予想

売上高:76,200百万円(前期比+5.4%)
営業利益:3,800百万円(前期比+72.2%)
経常利益:4,200百万円(前期比+56.5%)
当期純利益:2,800百万円(前期比+35.2%)
EPS:44.64円(前期比+11.62円)

財務状況

セグメント別業績

所感

 2023年3月期は会社比予想よりも無事上で着地しました。
 2024年3月期決算も四季報予想よりも大幅強気予想。
 各鉄道事業者が好決算を出しているため、受注が正常化してきたと捉えられます。
 営業利益の推移は4.07%→3.05%→4.99%(予想)とV字回復を見込んでいるため、今後の業績回復も期待できます。
 正常化を受けて、増配の未来も近いのでは?と予想しています。
 これからも引き続き動向に注目していきます🐻


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?