JRC(6224) 銘柄分析
こんにちは!ともぞーです。
本日は、JRCを深堀りしていきます。
会社概要
大株主
IPOでVCが売り抜けて、今となってはオーナー企業となっています。
株価推移・指標
・株価推移
JRCは2023年8月に上場しました。公募価格1,100円に対して初値1,022円が付き、その後も冴えない動きとなりましたが、2023年10月の下ヒゲをきっかけに綺麗な上昇トレンドが続いています。
・株価指標
上場して間もないので参考にならないかもしれませんが、PERは8.5-13.6倍で推移しており、現在の株価で9.5倍。非常に割安です。
PBRは2.08-3.57倍で推移しており、現在の株価で2.67倍。設立が1991年の老舗企業なので資産が積み上がっていると思いきやそうでも無いみたいです。どちらかと言えば割高ですが、PERがそもそも低いのでROEの視点でみれば効率の良い資産の使い方ができているのではないでしょうか?
業績
・業績
2022年度実績〜2025年度予想は以下の通り
数字だけで見ると、実績は
・売上高:順調に増加
・利益 :鈍化気味
といったところでしょうか。
2025年度は絶好調の予想ですが…2024年が未達だったので強気で出す企業なのかもしれません。
2024年2月期は売上高こそ計画通り着地したものの、利益に関しては7%近く計画には届きませんでした。
・セグメント別業績
JRCは①コンベヤ部品事業②ロボットSI事業の大きく2つに分かれておりますが、利益に寄与しているのはコンベヤ部品。
ロボットSI事業は発展途上ではあるものの、2024年2月でようやく経常利益ベースで黒字化。2025年2月期にはさらに成長する見込みと期待できる事業になっています。
財務状況
2024年2月期末時点で、自己資本比率37.8%、有利子負債倍率0.97倍と財務良好とまでは言えない水準。ただ前年比では有利子負債倍率が低下しているのでいい傾向かなとは思います。
有利子負債は特に返済する必要ないので、稼いで剰余金を積み重ねていただいた結果、有利子負債倍率が減少していくというのが理想です。
最後に
JRCは2023年8月に上場したものの、設立は1991年と老舗企業。
コンベヤ部品事業は国内トップであり、ニッチトップ・リカーリング。それに加えて成長期待のあるロボットSI事業も手がけるといったバランスの取れた企業といえるんじゃないでしょうか。
個人的にはテクニカル的にも手を出したい水準まで来ていますので、今すぐにでも購入したいと思っています。