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楽器は体の一部…?

おはようございます。
リハーサルと本番が続く週のど真ん中。こんなときこそ更新頑張ってみます。今回も少しお付き合いください。

ここ最近は気温の変化も激しく風邪でも引かないかとひやひやしていますが、今のところは超健康な毎日を過ごしています。
中学で吹奏楽部に入ってからというもの、口酸っぱく「体調管理も実力のうち」なんて言われ続けてここまできましたが、本番前は気が張っているのか風邪をひいて寝込む、なんてことはなかなか経験がないように思います。
あったといえば以前記事で書いたコロナのときくらいでしょうか。

ですが体はちゃんと消耗しているのか、本番の翌日が休みだったりしたら高熱を出したりするんです。
大事ななにかの翌日はかなりの確率でそう。
コンサートではないですが、昨年度は大学院修了のための修士論文を提出したその晩に高熱にうなされひたすら寝て治したことは記憶に新しいです。これもいい思い出となってくれることでしょう。
つくづく、人間の身体って上手いことできてますね。

なんて話をしたかったわけではなく。
今日はコンディションにまつわるあれこれがテーマです。

コンディションといいますのは、もちろん楽器の調子がいい悪いの話です。

歌手に声(喉?)の調子の良し悪しがあるように、野球選手に打率の変動があるように、管楽器奏者にもその日の調子というものがあります。
(あくまで「ユーフォニアム吹きの私はこう思います」って話ですので、以降管楽器奏者代表みたいな顔をしていてもそんなつもりは微塵もないのでお許しください。)

細かいことを言い出すとキリがないのですが、調子を崩す原因となる要素は多く存在します。
たとえば睡眠不足だったり、その部屋の温度だったり※、練習のしすぎによる疲労の蓄積だったり。
※管楽器は寒いところではピッチ(音の高さ)が低く、暑いところではピッチが高くなります。室温が不安定だったりするとそれに振り回される羽目になるのです…。

さっきの体調管理の話に戻りますが、意外と体調に関して鈍感だなあなんてことありませんか。
なんかしんどいな~なんて思ってたらびっくりするほど高熱出てました、とかインフルでした!みたいな。
でもそういうことを繰り返して実体験が蓄積されることで、「こういう咳が出だしたらやばいから病院に行こう」だったり、「頭痛が酷いけど肩凝ってるのが悪いっぽいからストレッチをして体をほぐそう」とか、経験則から徐々に分かるようになってくるものなんだと思います。何年も何十年もかけて学ぶのでしょう、自分の体を…。

楽器も一緒なのかなとか思います。
ここ4,5年で調子の振れ幅はかなり狭くなってきたな〜なんて自覚があるんですが、単純な技量が底上げされたのはもちろんあるとして、それとは別に楽器との付き合い方が少しずつ分かってきたというか。

音が固いときはこの基礎練習をしてほぐそうとか、高音が出ない日は焦らず丁寧にとか。
さらに言えば、今日は翌日に影響する(調子を崩すかもしれない)吹き方をしちゃったからケア念入りにしてよく睡眠を取ろうとか。

楽器も体の一部とはよく言ったもので。
楽器やってる人あるあるというか、これ鉄板ネタだったりするんですが、楽器をどこかにぶつけたりしたら「痛っ」って声が出るとかいいます(出ます)。
まさに一心同体といった感じです。
楽器を吹く上で、感情のコントロールも大切になってきます(少なくとも吹奏楽みたいな合奏だったり、だれかと音楽を作る限りは)。
音に乗せてもいい感情は120%乗せて、必要のない怒りや乱れは取り除いて(これがむしろいい方に働くときもあるので一概には言えない)。

今日は定期演奏会とは別の本番があるということで、今週丸々使ったかなり長丁場の戦いでして(体力気力共に)、今日の本番はもちろん最終日の定期演奏会にいい状態を持っていけるように自分の体と楽器の機嫌を損ねないように模索中です。

さて、結局なにが言いたかったんでしょうね。昨日はホールが寒かったからなのか口に疲労が溜まっていたのか楽器の手入れ的な問題なのかどうも音が伸びなかったので、帰ってから念入りに楽器を可愛がりました(お手入れしました)というだけの話でした。
少し分かってきたなんて言いつつ、まだまだみたいです。

今日も一日頑張ってきます、それでは!


【告知】
6/15に私の所属する楽団フィルハーモニック・ウインズ 大阪(オオサカン)第41回定期演奏会が開催されます。

チケットはまだございますので、ご興味を持ってくださった方は私個人の各SNSのDMにぜひご連絡ください。お待ちしております。

チケット取ってくださった皆さんは、週末お会いできることを楽しみにしております!

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