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新人演奏会と思い出話。

しれ〜っとプロフィールに月金更新と書いておきながら4回目の投稿にして早速ペースを乱す(ハイペースな方に)という計画性の無さですが、あまりガチガチに決めすぎないと今決めました。月金はブレないようにしますが。

今日はなぜフライングしてしまったかというと、本番が差し迫っているのに書きたい話題が最低でも2つあることに気付いてしまいまして。気付いてしまったもんは仕方ない。イレギュラー更新回です。まだ4回目ですけど。

さて、本題です。
クラシックの世界には新人演奏会というものがあります。主に音楽大学(大学院)を卒業した若手演奏家が出演する演奏会です。

オーディションで出演枠を勝ち取ったり、大学や師事する先生から推薦を受けたり、主催者側からオファーを受けたりと出演の経緯は各演奏会によって様々ですが、要はこの新人演奏会をきっかけに活動の場を広げたり、「これから演奏家としてやっていきます!よろしくお願いします!」ってアピールできる場所だったりするのです。

かくいう私も2日後に新人演奏会を控えているのでこの話題を出したのですが…。

ということで今日は新人演奏会にまつわるあれこれをお話ししていきます。

先ほどお伝えした通り、プロの演奏家としてのお披露目の場とも言える新人演奏会は、若手にとってかなり大きなステージなわけです。そもそもソロを人前で演奏できる機会自体とっても貴重なことなので。

イメージとしてはコンクールに近いところがあるかもしれません。個人のプロフィールに「〇〇新人演奏会に出演。」とか記載したりすることもあるくらいですし。実際コンクールの形を取った新人演奏会というのもあります。

少しリアルなお話をしますが、出演料を出演者側が払ったりするんです、そうまでして立ちたいステージということで。もちろんチケットバック(売上が出演者に還元されるということです)がある場合もありますし、参加費についてもそれぞれの新人演奏会によっていろんな形があると思います。少なくとも私が知っている限りはという話です(ここまでの話全部そうです、そんなもんなのね〜と流していただきたい…)。

それとなく新人演奏会の話題を切り出してもよかったんですが、まずは私の知ってる一般的な新人演奏会のお話をしてみました。こんな世界もあるんだなくらいに思っていただければ。

ここからは私の昔話なんですが、いえ、たった2年前の話なんですが、私は一度新人演奏会の出演の機会を逃しております。

新型コロナウイルス感染による出演辞退です。

大学卒業時にその演奏会にご推薦いただいて、曲も決めてピアニストとのリハーサルも重ね、いよいよ本番2日前!ってタイミングでのコロナ感染。それはまあ堪えました。

これはもう避けようのないことで、誰も悪くないと頭では分かっていても、いざ自分がなってしまうと申し訳ない気持ちでいっぱいになるわけで。

あの頃って(まだ一番深刻だった時期に比べれば緩和はされてましたが)飛沫感染の恐れがあるからと、息を使う上マスクもできない管楽器のスタジオ、ホール利用に厳しかった時期で「たしかに飛沫感染のリスクは高いけどさ…」と少し辟易としてたりしたので、結局自分がコロナになってしまったことで「それ見たことか」とでも言われたような気持ちになったりしてたんです。完全なる被害妄想ですよ。そのくらい心がトゲトゲしてたんです、あの時期は。「若者は症状が出やすいから云々〜」みたいなニュースを思い出しては、言われた通り高熱を出して立ってるのもままならない自分が情けなくなったり。

なんだか脱線したような気もしますが、私と新人演奏会を語るには切り離せないトピックなんです、コロナは。
新人演奏会に出るって考えるだけでずーっと頭のどこかにこびりついて離れない記憶なもので。

そんな苦い思い出を経て2年後、今度は大学院修了というタイミングで、高校の頃からお世話になっている三木楽器さん主催の新人演奏会に出演させていただけることになったのです。
伝わりますかこの喜びが…。お声掛けいただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

しかもまた、ユーフォニアム奏者だけの新人演奏会ってのがさらにロマンたっぷりなわけですよ!フライヤーにでかでかとユーフォがバーン!みたいな。ワクワクしますね。

こんなユーフォニアム奏者オンリーの演奏会だからこそ、それに甘えて少しチャレンジングな選曲をさせてもらったのですが。

先ほどの説明からもお分かりいただけるように、新人演奏会は自己紹介みたいなものでもあるので、おそらく皆さんご自身の自慢の武器を引っ提げて(選曲して)本番に挑むんだと思います。

私はと言いますと、大学院を修了したこのタイミングで声をかけていただいたということも大切にしたかったので、院で研究した東ヨーロッパの音楽に関わり深い作品を選びました。

曲の話は明日更新予定の記事でできればと思うのですが、この曲をやるなら今しかないと思ったのが今回なんです、実は。

新人演奏会に出演すること、加えてこのステージで今回の曲を演奏すること、そしてお世話になった楽器店の方々や先輩方と一つのコンサートを作れるという喜びを噛み締めながら、毎日練習に励んでいます。

なんだかまとまりのない文章だな〜と思いながらも今日はありのままを書き連ねて終えることとします。

肝心の新人演奏会の詳細はこちら。
まだチケットございますので、SNSのDMから取り置きのご連絡お待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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