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双極性障害の診断改訂を検証する研究をシェアします
双極性障害、別名、躁うつ病とは、気分が落ち込んで悲しくなる、うつ状態という症状と、気分がハイテンションになり活動的になる躁状態(躁病)という症状の両方が出てくる病気です。
この双極性障害の診断に関する研究を今回は紹介したいのですが、その前に、精神疾患の診断について簡単に説明します。
医学では診断をするための基準が用いられることがあり、そのまま診断基準と言います。
精神科における診断基準とは、例えば、(1)(2)(3)という三つの条件を設定し、この中から二つ以上が該当する場合は、診断基準を満たすものとする、といった感じです。
結構、デジタルというか、それこそプログラミングの条件式みたいに、かっちりと決められています。
しかし、心の状態は目に見えない曖昧なもので、しっかりとした検査もまだ無いので、こうした、かっちりとした基準がうまく使えない場合があります。
これが、精神科の診断基準の問題点ですね。
とは言っても、少しでも改善していこうと、時々、改訂されます。
最近では、アメリカの精神医学会が出版している、DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)という診断基準が、4から5へバージョンアップしました。
そして、双極性障害の診断基準も少し改訂されたのです。今回は、その改訂についての調査研究を紹介します。
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