![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/4242721/rectangle_large_36084bd439aea76228349519d254de75.jpg?width=1200)
個人の健康データから自殺を予見する研究をシェアします
今回は、個人の健康データから自殺企図のリスクを予見するという研究をシェアします。
これは、アメリカで行われたものです。
最近は医療、健康面の情報を電子データとして保存しておく流れがあります。
例えば、どんな病気をしたことがあり、どんな薬を使ったことがあるかという記録です。
こうしたデータは個人情報なので、セキュリティの問題があるのですが、やはり、有効活用すれば、メリットがあります。
こうした電子データを精神科領域でも役立てることができるのではないか?
と考えて行われた研究をご紹介します。
なんと、自殺企図のリスクを、データから予見するというものです。
精神科においては、患者さんにとっても、医師にとっても、自殺企図は絶対に避けたい問題です。
これを防ぐには、まずは自殺のリスク評価が大事だと言われています。
問題を解決するには、まずはその問題を認識することから始めますよね?
リスクを回避するときも、まずはそのリスクを認識することから始めるということです。
こうした自殺のリスクを、データサイエンスを使って認識していくわけです。
この研究では、1998年から2012年にかけての個人の健康面のデータが使われました。
いわゆる後ろ向きの研究というもので、過去のデータを振り返って解析したものになります。
三回以上の通院があった人が調査対象になったようで、その人数は1,728,549人。
ビッグデータですね。
ここから先は
424字
¥ 200
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?