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8/2(金)21:00~配信  おにょTV 「音の世界の対称性 その2」フォノグラムの歩き方シリーズ6

前回のまとめ

大脳と身体の認知形式には埋めることのできないギャップが存在し、大脳が見せている世界は、身体が捉えている世界の近似マトリクスに過ぎないことを説明しました。
また、聴覚認知は視覚認知とは異なり、二重の認知形式をしているということもです。
つまり、大脳に繋がるデジタル信号処理形式と身体に直接つながるアナログ信号処理形式の二形式があるということです。
この違いは平均律という大脳観念由来のオクターブを均等割りしたスケール概念、および純正五度圏12展開(純正率とはこのこと)という身体由来のスケール概念に現れ、そのギャップとしてピタゴラスカンマが存在していることを説明しました。
このピタゴラスカンマを均等割りした平均律ではなく、純正五度はなるべく保ち、そのしわ寄せを他に施すことで様々な*古典調律法が存在することも観ました。
*本来の平均律の意味は古典調律法のことを意味しています。(参考:ゼロビートの再発見・平島達司)
また、物理学的な定義による振動概念や共鳴概念からは生理反応に基づく協和感覚、ハーモニーは導くことが出来ないことを観ました。

これらを踏まえ、上記のものを統合した形で共鳴概念の拡張を行っていこうと思います。
音響対称性の概念から説明を始めていきます。

1・視覚的世界の対称性と聴覚的世界の対称性の違い

視覚的世界の対称性とは*幾何学的対称性のことです。
目に見える図形の対称性を考えることが一般的です。
三角形よりも円のほうが回転対称性が高いなどという言い方をします。
これに比して、聴覚世界の対称性とは、ある物体に対して叩いた音(タッピングトーン)が同じかどうかということを考えます。
後にしっかりと定義しますが、このことを、“音響対称性”と名付けました。
見た目に対称であっても、音響的には対称でない場合が一般的です。

2・ストラディヴァリの音色を求めて

長年、見た目の対称性を実現することが音色の秘密であると考えられて来ましたが、これは普通に考えてナンセンスです。
アナログ・アナログ情報(A/A情報)としての*フォノグラムを使うことで、音響対称性を実現できる楽器製作研究が始まる。。
*太極拳、気功、東洋経絡、などの実相をとらえたもの。

A/D情報は、大脳近似による観念化され、マニュアル化されてしまった情報であり、実相とはかけ離れた形骸化を招く。

A/A情報は基本的には物理的実証にはかからないが、この実証こそが、現行科学のパラダイムを押し広げる要であり、この一点を崩すことを自分の研究の最大事と考えました。


3・等音面の実証と音響対称性、フォノグラムの間接的証明へ

音の作る形(論文)

フォノグラム「音の図形」の話
学会の裏話
業界の現状・社会の現状など
なぜこの実証がそれほど大事なのか?


4・次回テーマ(8/9金21:00~配信予定)

教室案内
フォノグラムを学ぶことが出来る
いったいどんな応用が考えられるか?
科学のパラダイムを堅実に広げることなど、、。


近々イベント


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