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京都の仏壇・仏具技術×アート作品!

月刊紙に、若林佛具製作所が関わった作品が掲載されていました。
「Casa BRUTUS」6月号。

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名和晃平さん(Sandwich)からの依頼で取り組んだ奈良「蔦屋書店」の鹿です。
京都の仏壇・仏具職人の技術が使われています。

3Dモデリングによる等身大のデザインデータを見ながら仏像彫刻師が木で彫刻、
入念な下地作業と漆塗り〜金・プラチナ箔押しという
いわゆる京都の伝統的な技法で仕上げられています。
よくこんな造形を考えて、作れるものだと感心します。

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写真には
伝統工芸工房の復興を見据えたシリーズでもある。
とコメントされています。

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復興… 京仏具の需要が低下してきている今、職人の技術を使っていただく
プロダクトは大変ありがたいことです。

京仏具の職人技術がアート作品(アーティスト)に対してアプローチができる
機会は、これまであまりなかったと思います。

というのも、技術を使うアーティストとどのようにして出会うのか、
また、出会ったとしてもどのように技術を説明していいのかがわからない。
口頭での説明は難しい、一通りの職人の見学には時間がかかる…
ということは、使う側もどの場面でどの技術を使っていいのかわからない、
といった図式になっていたと思います。

約20職種にも及ぶ腕利きの職人が存在する京仏具の世界ですが、
今後の需要について推測はできても、誰も正確には予想不可能です。

アフターコロナで京都の伝統産業に不安がさらに広がるのをただ見ているのではなく、
各企業が、一人ひとりが、それぞれ行動を開始する。
そしてその行動を、関係する人々が共有する。同じベクトルで行動に加わる。

そんな動きが望まれる世の中になっていると思います。