見出し画像

強い2頭に勝てる馬は現れるか? #フローラS 予想

レース分析・展望

今年の牝馬クラシックにおいて、ステレンボッシュは三冠を狙えると思います。桜花賞では勝負所の一瞬の判断が勝負を分けましたが、唯一障壁となり得たアスコリピチェーノを完封しましたし、どう見てもマイラーではないですからね。

以下の記事における十傑トップのワンツーでしたが、レースレベルも阪神JFの延長として高いレベルにあり、古馬GⅠでもそこそこ走れそうな内容でもありました。

同記事内における指数ランクに桜花賞と忘れな草賞を加えてみると以下のようになります。エルフィンS・紅梅S・アネモネS・フラワーCも追加し、レガレイラやルシフェルの出走を考えて皐月賞や毎日杯も加えています。

1位:皐月賞(SS+:古馬GⅠ勝利水準級)

2位:桜花賞(S+:古馬GⅠ好走水準級)
3位:毎日杯(S+:古馬GⅠ好走水準級)

4位:阪神JF(S:GⅠ勝利水準級)
5位:チューリップ賞(S:GⅠ勝利水準級)

5位:ホープフルS(A++:GⅠ好走水準級)
6位:朝日杯FS(A++:GⅠ好走水準級)
7位:Fレビュー(A++:GⅠ好走水準級)
8位:忘れな草賞(A++:GⅠ好走水準級)

9位:クイーンC(A+:重賞勝利水準級)
10位:エルフィンS(A+:重賞勝利水準級)
11位:アネモネS(A+:重賞勝利水準級)
12位:フラワーC(A+:重賞勝利水準級)
13位:京王杯2歳S(A+:重賞勝利水準級)

14位:新潟2歳S(A:重賞好走水準級)
15位:ファンタジーS(A:重賞好走水準級)

16位:アルテミスS(B+:OP勝利水準級)
17位:フェアリーS(B+:OP勝利水準級)
18位:紅梅S(B+:OP好走水準級)

先ほどの文章と矛盾するようですが、オークスは(出走するのであれば)レガレイラが勝つ可能性も高いです。皐月賞は古馬GⅠでも上澄みクラスの数字で、ジャスティンミラノは例年なら三冠馬というレベル。現時点の数字だけならナリタブライアンやミホノブルボン級です。

ぶっちぎったナリタブライアンやミホノブルボンの年と比較すれば、今年は2着以下が大して負けていないです。それだけレベルが高い世代ということなのですが、レガレイラも例に漏れず0.5秒差。ガチンコ2000mでは分が悪かった分、2400mなら上昇する事は間違い無いでしょう。

正直ステレンボッシュとレガレイラの2頭が明らかに強く、オークスはこの2頭と他で力の差にかなり開きがあります。スウィープフィートやライトバックは気性的な問題も抱えていますからね。過去に強いレースをした名牝達に並ぶレースができそうです。

話が逸れましたが、フローラSに関しては2000m以上の距離適性を重視するのが良いと思います。牝馬限定戦の2000m以上の番組は、ここを除けば忘れな草賞しかありません。頭数が割れる割には賞金的にここを使う陣営の方が多く、力差が大きいメンバーになりやすいです。

とはいえ2000mにも適性が無いとダメで、ユーバーレーベンやサラキアなんかは普通に負けています。まあこの2頭は脚質もあるので取りこぼすのは仕方無い側面は否めませんが。

トラックバイアス的には内の先行馬が圧倒的に有利で、流石に開幕週といったような結果になりやすいです。年を重ねるごとに追込が通りづらくなっているような印象です。ルージュエヴァイユも届かなかったですからね。

土曜に行われた同条件では内を通した差し馬が4着に入りました。芝が綺麗なので、距離ロスがイコールで不利を受ける要因となりそうです。できれば内から3頭目までのラインでは追走していきたい所。

4/20東京4R
4/20東京4R

逃げや追込は内馬場を絶対に使えますが、後者はペースが緩んだ時に末脚レベルが高くないと厳しいです。基本的には先行脚質で狙うのがマストになると思います。

今年のメンバー構成だと恐らく④エルフストラックか⑪ユキワリザクラが逃げると思いますが、そこまで追走力が高いタイプではないため、ペースは落ち着く可能性が高いです。

メンバー的に追走力が高い馬が居ないので、ペースが上がれば差し決着も考えられそうですが、馬群が開かずに流れるのであれば内の先行馬がそのまま残ると思います。差すにも追走力が必要なので。

内の先行馬かつ2000mへの適性を持つ馬が良いと思います。東京2000mはコーナーまでの距離が短過ぎる欠陥コースなので、スタートセンスがある馬ないしゲートを出せる騎手が乗っているのも気にしたい点です。

予想・買い目

◎クリスマスパレード
○バロネッサ
▲アドマイヤベル
△エルフストラック
☆コスモディナー


予想軸
能力40:TB40:展開20

買い目
⑭-①⑧-①③④⑦⑧⑪⑭ 三連複9点
⑦-①③④⑧⑭ ワイド5点

まあ、一見して上位3頭が強いですね。馬連で取りたいですが割られた時の保険を考えると三連複が妥当線かなと。

⑭クリスマスパレードは先に述べた記事でも十傑として評価している1頭です。高いスタミナ質の脚を持っており、この馬にとって2000mは短いですが渋太いです。ウインマリリンに近いタイプで今後も長めの距離で狙えそうです。大外なのが鍵ですね。

①バロネッサはゲートが安定しないですが、前走ぐらいちゃんと出るならしっかり走れそうです。⑧アドマイヤベルは追走面が怪しいものの、戦ってきた相手は地味に強く、牝馬限定戦なら力は上位として捉えて良さそうです。ベルアリュールⅡの肌なので、1800mぐらいが最適には感じますが。

逃げ馬だと④エルフストラックが良さそうです。横山和生騎手ですし、ユキワリザクラとの比較だとレース経験値が違うので。フラワーCは脚を溜められるレースではなかったので、中弛みするラップを刻めば面白そうです。

大穴で⑦コスモディナーが良いと思います。阪神JF後は力を出し切れていないですが、元々スピードレンジが高い馬ではないので、中距離質の馬だと思います。距離延長で上手く内の先行ができれば。流石に負けすぎて人気が落ちてるので拾うには良さそう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?