見出し画像

【第五回】モチベーション管理思考とは【行動を維持するために必須です】

こんにちは。ともやです。

【マネージャー向け】チームで成果を出すコツを紹介するマガジン5本目になります。

見てくださった皆様本当にありがとうございます。

過去の4本はこちらのマガジンからご覧になっていただけます。

さて、本日は

「メンバーのモチベーションを保つのが難しい......」と悩んでいる方向けに、

モチベーション管理思考について紹介したいと思います。

私は現在、海外事業室長としてメンバーを率いて事業や拠点の立ち上げを担当しております。

過去モチベーションを維持する方法について悩んでいた私は、

・自己啓発本を読む
・上長に相談してみる
・マネージャー向けの研修を受ける

こういった行動と、実務での実践を繰り返しました。

試行錯誤の結果学んだ、モチベーション管理について紹介します。

モチベーションとは?

先ずは"モチベーション"という言葉の意味を定義付けしておきます。

結論から言うと、

行動を始発させ、目標に向かって維持・調整する過程・機能。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

つまり「行動の要因,理由,キッカケや源」ですね。

モチベーション管理思考とは?

結論から言うと、

自分で目的や目標を見出し、モチベーションを維持し、高める思考です。

モチベーション管理に関して、よく例え話として出てくるのが、3人のレンガ職人の話です。

3人のレンガ職人に通りがかりの人が「何をしているんですか?」と聞きました。

< A職人>
「つまらないレンガ積みだよ。生活のためだから仕方ないのさ」と回答。

<B職人>
「レンガを積む技術を磨いているのさ。家族のために頑張らないとな」と手は休めず回答。

<C職人>
「大聖堂を建てているんです。立派なものができたらたくさんの人がお祈りに来てくれるはず。素晴らしいでしょう。」キラキラした目で回答。

誰が一番モチベーションが高いのかは明らかですね。

この話から分かることは、同じことをするにも、自分で目標を見出している人はモチベーションを保つことができると言うことです。

どの職人もやっていることは変わりません。

一番モチベーションの高い、C職人は「後世に残る事業に加わり、世の中に貢献する」という"目的"と、"どのように自分が貢献できるのか"を自ら定めてます。

つまり、仕事の先に起こる姿を想像することで、モチベーションにプラスの影響を与えるということです。

メンバーのモチベーションを上げるには?

結論から言うと、

今の仕事が、メンバーのなりたい姿にどのように貢献するのか理解してもらうことです。

例えば「将来フリーランスになりたい」と言っているメンバーがいるとします。

そう言ったメンバーには「チームや会社の目標達成のため」と伝えても刺さりません。

マネージャーが達成したい目標と、メンバー個人の目標は異なる場合があるためです。

この場合は、現時点で、将来の目標を達成した(フリーランスになった)メンバーを想像し会社で業務をすることのメリットを伝えるようにしましょう。

フリーランスになっても、最初から広告費等の予算が、今の会社ほど使えるとは限らない。会社員として働いている今、お金や人脈を活用して、実績を作るのも悪くないと思うよ。その経験はフリーランスになった時にでも生きる。

このように、メンバーの将来の目標から逆算し、今の会社やチームの目標達成のために、貢献してもらうイメージを一緒に作るようにしてます。

もちろん「将来の目標がない」と言うメンバーもいるので、全メンバーに適用できる方法ではないかもしれません。

ただ、個々が持つ真の目的を達成するために、会社で何をすることができるのか(目的達成の貢献になるのか)を一緒に考えることは有効な手段です。

「チームや会社の目標達成のために頑張って欲しい」と押し付けてもモチベーションは上がりませんね。

モチベーションが下がっているのを止めるには?

結論から言うと、

今後変えられるものにフォーカスを向けることです。

今後変えられやすいものとは、未来自分を指します。

例えば、仕事で失敗してしまった場合、

過去,他人や環境にフォーカスしてしまうと、

過去,他人や環境は、自分がコントロールできないため簡単には変えられない
⇨ モチベーションが下がり続ける

つまり、変えられない、変え難いものにフォーカスしても意味がないと言うことです。

結果、改善できずどんどんモチベーションは下がっていきます。

一方で、未来や自分にフォーカスすると、

未来や自分は自分でコントロールできるため、変えられる可能性が見出せる
⇨ モチベーションが下がるのをストップできる

つまり、自分の力で変えられるものにフォーカスすることです。

「明日から何をしよう?」と考えることで、これから改善する兆しが見えるため、モチベーションが下がるのをストップできます。

まとめ

モチベーション管理思考によって、パフォーマンスを維持できます。

自分に対しても、メンバーに対しても生かせる思考です。

チームで成果を出すには、メンバー全員のモチベーションの維持が必要になります。

なぜなら、チームの力を120%出さないと達成できない水準に、目標は設定されているためです。

そのためにも、先ずはメンバーの目標や価値観を知り、モチベーションを高める依頼の仕方をしてみましょう。

---------------------------------------------------------------

<人の意思決定について心理学の視点から学びたい方向け。私もこの本で学んだことを生かしてマネジメントしてます。>

<"本を読む時間がない人"向け。Audibleでも「ファストフロー」が登場してます。今なら無料です。>

主に若手マネジャー(会社員)向けに、毎日ツイートしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?