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クーデター&コロナ第3波 ミャンマー非日常日記No.3

今晩は、雨季の夜長に書いております。
久々の非日常日記です。
ミャンマーからの日本人の発信も色々と複雑怪奇になっていく中、ようやく私の発信方法も固まってきた感があるので非日常日記も定期的に書いていこうかなと思います。
その他、World Voice「ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々」も合わせて読んでいただけると幸いです。

日本ではコロナ&オリパラがニュースを賑わせている中、ミャンマーではコロナ&クーデター真っ盛りです。
日本でもコロナ対応では国の失政だと叩かれているニュースが多いようですが(個人的にはもう少し、頑張っているところも評価して上げてもと思ったり政府もアピールするべきとは思っていますが)こちらでは軍が絶賛失政中であります。

もうこれでもかってくらいです。
是非今ミャンマーでの黒軍のコロナ施政をニュース検索などでみていただきたい。
これに比べれば日本政府の姿勢は神対応です。
もうそれくらい酷い状況です。
先日改めて数字で確認できたのですが、すでにヤンゴンは医療逼迫の段階は超えていて、医療崩壊という状況に陥っています。

日本では100%の病床に対して、80%、90%と近づいた段階で危険信号が出るのだと思いますが、こちらでは桁が違います。
とある病院では病床数60床に対して既に249の受け入れがあり、これ以上は受け入れ不可能というところがあったりする状況です。
医療崩壊のレベルが違います。
本当に恐ろしい事です。

恥ずかしい話ですが、もう既に私個人では本当に、本当に身近な仲間を何とかというところまでしか手が届きません。
それもこの現状であればすぐに限界は来てしまいます。
せめて私自身がコロナに罹患(りかん)することで迷惑をかけないようにしないといけないと思っています。

今ミャンマーの人々は本当に大変な中、それでももし日本人にコロナが出た時は、優先して何とかしようと動いてくださる方がいると聞きました。
ありがたいと思いつつもそれにキチンと応えられているのだろうかという思いがあります。
ですが、その一人の外国人を救うのに、ミャンマー人数名の医療が遅れるという可能性だってあるのです。
とにかく、迷惑を最小限にするよう心掛けないといけないなと思います。
会食なんてもってのほかですね。

さてさて、そんな中ではありますが、さすがに家の食料も底をつきかけてきています。
実に2週間ぶりに家から出て買い物に向かいました。
朝7時に家を出ました。
出来るだけ人の少ない時間帯の間に済ませようという事です。
本当に久しぶりに外に出たせいか、何となく体調は悪いと思っていたのですが、不思議と足取りは軽く不思議な心持でした。

しかし、今はコロナ禍だけではなくクーデター禍です。
そういう意味で、浮かれてばかりはいられず妙な緊張感も持ちながら歩きました。
タクシーも色々と不安があったので往復〇キロ程になりますが、頑張って歩いて移動しました。
久しぶりに外を歩いた感想で言うと人は少ない印象です。
車も非常に少なく感じました。

朝早いから?とも思いましたが、以前はこうでは無かったのでやはり今は非常事態の中の非常事態なのだなと思い知りました。

途中大使館がいくつかあるエリアを通るのですが、その近くの警官駐在ボックスを観てギョッとします。
何故か正面に土嚢を積んでいるんです。
クーデター後、地域の市民たちが軍から身を守るために土嚢を積んでいるのを観る機会が結構あったのですが、それも撤去されてから随分月日が経っています。

ここに来てこういうところに土嚢が積まれているのを観るとなんだか物々しさを感じます。
しかも土嚢の上には大きな銃が固定されているのです。
思いっきり外を向いているので、「一体何に向けてるんだ」と怒りが出る程です。
しかし、その奥で座る警官。
思いっきり寝てました。
最初は目をつむっているだけかとも思っていたんですが、この警官帰りにも全く微動だにせず同じ体制だったので完全に寝ているのだと思います。

色々と言いたい事はありますし、写真撮ってやろうかとも思いましたが、今はそれだけでも捕まるので辞めときました。
銃口は思いっきり外を向いてますし、打たれたらシャレにならんので。


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