日本語ラップは最高の合法麻薬

みなさん、こんにちは。ともやです。
毎日投稿二日目で、既に日付変わってるから、毎日じゃなくなってるけど、気にせず書いていきます。

今回のテーマは日本語ラップです。
僕は自分でする訳でないし、Youtubeでしか見たことないにわか何ですけど、かなり熱く話せるほど日本語ラップが好きです。


日本語ラップは大きく分けて、「音源(曲)」と「MCバトル(ラップバトル)」があります。
僕は音源も好きなんですけど、どちらかと言うとMCバトルの方が好きです。
その理由を今日書くので、是非読んでくださった方には、日本語ラップを聞いてほしいです。

まず、MCバトルっていうのは、曲のリズムに合わせて即興でラップをして、相手と口喧嘩して勝つっていうものです。ただの口喧嘩ではないのですが、それは後述します。

僕がMCバトルを好きな理由は5つあります。
・MCバトルが出来た理由が平和
・即興ライムが凄い
・フローが気持ちいい
・互いの信念がぶつかり合うバトルはテンションブチ上がる
・悪口だけではない
一個ずつ話していきます。

MCバトルが出来た理由が平和
最初にMCバトルの歴史について話します。ネットで読んだ知識なんで間違ってるかもしれないですが、真実かどうかはどうでもいい、かっこいいかどうかが大事なんだ!ということで、書いてきます。
MCバトルはアメリカの多分スラム街的なとこで誕生しました。
スラム街はギャングの抗争が激しくて、しょっちゅう闘争で人が死んでいました。
そこで、ギャングは「流石に人死にすぎやろ...どうにかせな...」ってことで、殺し合い以外に喧嘩の決着をつける方法を探しました。
それが、ラップによる口喧嘩、つまりMCバトルの始まりです。

MCバトルでは死ねとかマザファッカーとか、めちゃめちゃ鋭い言葉が飛び交うんですが、その理由は上記の誕生理由にあります。
でも、みなさん考えてみてください。
元々はホンマに人を殺しあっていたのが、口で死ねっていうだけになったってことですよ?
めちゃくちゃ平和じゃないですか?
やから、そもそもMCバトルは平和の象徴なんです。
だからMCバトルではたまに、「中指に1を足してピースを願う」なんてかっこいい言葉が出てきます。
(中指はFuck youの意。1は人差し指)

即興ライムが凄い
ライムっていうのは日本語で言うと韻です。
韻っていうのは、母音が同じ言葉のことを指します。
例えば「破格」「麻薬」「奈落」などです。全部「ああう」の母音ですよね。
同じ母音の単語を言うことを、「韻を踏む」「ライムする」って言います。
みなさんはあんまり意識してないと思うんですけど、JPOPでも韻を踏んでる歌詞は結構あるので、ちょっと意識して聞いてみると面白いですよ。

僕がMCバトルを好きなのは、ラッパーさん達が即興でバンバン韻を踏むのが凄いと思うからです。
凄いライムはたくさんあるのですが、一番印象に残ってるのは「最高到達点」と「太陽光発電」で踏んだ韻です。
この10文字のライムを一瞬で思いついて、文脈の意味に沿って言うってすごくないですか?
僕は芸人さんをめちゃくちゃ尊敬してるんですけど、めちゃくちゃ面白いボケを言うのと、同じくらい凄いことだと僕は思ってます。

自分でやってみるとわかるんですけど、意味の通った文を韻を踏みながら作るのはめちゃくちゃ難しいと言うか、相当練習しないと出来ないです。
やから、僕はラッパーさんを尊敬しています。

フローが気持ちいい
フローって言うのは、リズムのことです。
昔のラップはフローがなくて「何とかだー、何とかだー」って話すみたいに抑揚なくしてたらしいんですけど、今の日本語ラップはすっごいリズミカルに歌うように話します。

僕は先輩に勧められて、「鎮座ドープネス」ってラッパーからMCバトルに入ったのですが、この人は凄い独特のリズム、フローでラップをするので、マジで天才です。
他に類を見ないタイプのラッパーでめちゃくちゃかっこいいです。
(けど、ラップに馴染みのない人は凄さが分かりにくいので、「R指定」って人から聴き始めた方がいいと思います。この人は完璧超人なので、初心者の人でも聴きやすいと思います。)

僕はどちらかというとフローよりライムの方が好きなんですけど、
それでも、流れるようなフローをしているバトルを見ると、
「気持ちィィィィィィ」って思いながら、体が勝手に揺れるので、
やっぱりフローも好きです。
ラップはHIPHOPの4大要素の一つ何ですけど、HIPHOPはレゲエの流れを汲んでいるので、レゲエ調のフローとかはめちゃくちゃ気持ちいいです。

互いの信念がぶつかり合うバトルはテンションブチ上がる
テンションとか、やる気のことをバイブスっていうんですけど、
ラッパーさんが互いの信念をぶつけ合うような、
バイブスの高い試合は見ている側もめちゃくちゃテンション上がりますし、
見終わった後の満足感もひとしおで、
「やっぱ、ラッパーかっけぇ。。。」ってなります。

ぶつけあう信念っていうのは、バトルによって色々あるんですけど、
ライムVSフローVS両方無し」、「レペゼン」、「仲間」とかがよくあります。

ライムVSフローVS両方無しっていうのは、
言わば、派閥同士の魂をかけた闘争で、
・ラッパーならライムをするべき
・ラッパーならフローをするべき
・両方出来なくても、言いたいことを言うのがHIPHOP
の3種類があります。
もちろん、ライムもフローも出来る人も居るんですけど、結構どっちかに力を入れている人が多いです。
お互いの磨いてきた技術と誇りをかけて、
「ラッパーならこうあるべきやろぉぉぉぉ!!!!」
っていうのを、全力でぶつけ合います。
バイブスブチ上がりで最&高って感じです。

レペゼンっていうのは、「〜代表」って意味です。
例えば、「レペゼン京都」とか「京都レペゼン」は京都代表って意味です。
分かりやすく言うと「〜出身」的な意味ですね。京都出身とか。
でも、本当は出身ってだけじゃなくて、誇りを持っていて、看板を背負ってる的な意味も含まれます。
俺は京都って言う地元の街に誇りを持っていて、京都の看板を背負ってきているんだぞ!だからこの勝負には負けられねぇんだ!的な意味ですね。

レペゼンは県とかだけに使われるんじゃなくて、グループとかサイファーにも使われます。
サイファーはラッパーが集まって、ラップをする集会的なものです。
梅田サイファーとか枚方サイファー、渋谷サイファーなどがあります。
これも県と同じように、自分が属しているグループ、集団の看板を背負ってきてるんだぞ!と言う気迫を見せつける時に使います。

仲間は文字通りですね。
サイファーにも通ずるのですが、ラッパーにも相方と呼ぶような仲間がいたりします。
トーナメントとかで仲間と一緒に出場して、自分の仲間は負けちゃって、自分は勝ち上がってる時なんかに、「仲間の分もかますぜ!」とかよく言います。

上記の3つみたいに、ラッパーはいろんな信念を持ってラップするんですけど、僕が一番MCバトルを好きな理由は「悪口だけではない」ってことです。

普通のMCバトルは相手の外見や、スキルの無さ、ファッションや生き様をdisりまくって、悪口で相手を叩き潰すんですけど、
それはそれで面白いけど、
やっぱり仲間や出身、自分の磨いてきた技術などを背負ってぶつかる時のラッパーって言うのは、
人間として格好良さが全開で出るので、死ぬほどかっこいいです。

僕が好きなライムに
「仲間の愛、家族の愛、あるから握れるマイク、忘れちゃない」
っていうのがあります。
めちゃくちゃカッコ良くないですか?
こんなことを言える人間になりたいですよね。

まとめ
・ラッパーは死ぬほどカッコいい
・MCバトルは数分でテンション死ぬほど上げれる合法麻薬
・やからみんな、聞くべき

最後に僕が好きな音源を書いておきます。
ZORNって人の、家族への感謝と生き方について歌った歌です。
題名は「My life」です。
こんなカッコいいお父さんおったら、娘結婚出来んやろ。

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