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地主と連絡は取れたもののこれからどう進めれば…借地権売却って結局どうやるの?【自分で借地権売却までやってみた②検討編】

こんにちは。たくちゃんです。

前回の【自分で借地権売却までやってみた②意思決定編】で地主とコンタクトは取れたものの、仲介不動産業者に任せているとのことで相手は不動産業者となり振り出しに…

後日、不動産業者にアポを取り実際に顔を合わせ状況を説明しました。
こちらの状況は理解頂けましたが、まずどうしたいのかを明確にして提案ベースで案を頂けないと進められないと突っぱねられてしましました。

困った…
仲介不動産業者に行けば話が進むと楽観視していたが、損をしないようにあらゆる選択肢を検討・提案しなければならなくなってしまった…

今回は、全くの素人が借地権売却というゴールに向けてどんな選択肢があり、何がベストかを検討した流れを私の例で紹介していきます。

ひとりひとり状況は違うと思いますが参考になれば幸いです。
ほぼ無料で読めますが、この記事を役に立ったな・おもしろいと思って頂けましたら購入頂けるとモチベーションに繋がります!!

【自分で借地権売却までやってみた②検討編】からわかること

  • 借地権は売れるということ

  • 借地権売却の方法について


【自分で借地権売却までやってみた】シリーズ紹介

このシリーズ全編は、すべて実体験を元に書いています。
借地の場合だけでは無く、家屋の解体や滅失登記といった
皆さんが人生で一度は経験するかもしれない出来事についてなので、お役に立つ部分があれば幸いです。

シリーズ通して見て頂けるとモチベーションになりますので、是非目を通してみてください!

それでは、本編です。

土地賃貸借契約書の確認

土地を借りているということは、何かしらの契約書があるはずと思い調査したところ、土地賃貸借契約書があるはずとわかりました。
50年前の契約者が都合よく見つかるはずも無かったのですが、仲介不動産業者に確認したところ契約書を確認できました。

・譲渡承諾料
第三者に売却した際にかかる料金。
契約書上に具体的な数字(例:10%)の表記無し。地主の許可が必要。
・増改築承諾料
建物の建て替えの際にかかる料金。
契約書上に具体的な数字(例:10%)の表記無し。地主の許可が必要。
・更新料
借地の契約期間の更新にかかる料金。
契約書上に具体的な数字(例:10%)の表記無し。地主の許可が必要。
土地賃貸借契約終了時
・契約書上建物を解体して更地にして地主に返却。

うーん、何をするにも地主の許可と承諾料のようなものがかかるのか。
具体的な数字も書いてなかったし、築50年のボロ木造家屋がはたして第三者に売れるのか…
売れなかったら解体工事をしなければならないってことは、数百万の手出しが必要ってことだよな…

最悪の状況を考え、ちょっと絶望してしまいました。

取りうる選択肢の検討


土地賃貸借契約書や不明点の調査結果から選択肢を検討し、
以下①②案で再度仲介不動産業者に相談に行くことにしました。

①借地権買い取り業者に売却(買い取ってもらう)

第三者への売却に相当。
契約書上地主の許可は必要だが、最悪許可無しに売却することも可能と調査でわかった。

取り扱いが難しく借地専門の不動産業者に査定をお願いすることに。

②地主による買い戻し

地主に借地権を買い戻してもらう方法.。

そもそも買い戻してもらえるかどうかわからないが、選択肢に。

③相続

祖父は家を残したく私に相続するように要望。

そのままではとても住めない家で、地主の許可無しに改築できない状態。
また改築には承諾料も発生してしまう。
後からわかったことですが、道路幅の問題でそのままでは再建築不可でした。

長年住んだ家を残したいという思いが感じられ、大変心苦しかったがそもそも体の自由がきかない祖父の施設費用の捻出が第一だったので、却下に。

借地権買い取り業者による査定結果

合計3社にお願いしましたが、どこもクセが強く思っていたような回答は得られませんでした。

唯一の収穫は建物に価値は無いということがわかった事くらいでした。

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