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自民党総裁候補の当選確率(2024.8.28時点)

自民党総裁選は、10名以上が出馬意向のため、最初の投票で過半数を取る候補はおらず、決選投票となることが想定されます。
各段階に分けて当選確率を考えます。


投票で2位以内に入る確率

最初の投票で過半数を取る候補がいない場合は、2位までの2人の候補で決選投票が行われます。

表では、の候補との候補が決選投票に残る確率を示しており、例えば、小泉進次郎氏と高市早苗氏の組合せで残る可能性が35%というように読みます。
・小泉氏には少なからぬ支持がある
・加藤氏は保守系の合従連衡の結果残る可能性だけを想定
・「その他」には、河野太郎氏や石破茂氏など

各組合せでの勝敗の想定

決選投票は、主に議員による投票によります(地方票は都道府県で47票)。

表では、決選投票側の候補がの候補に勝つ確率を置いています。
・「小泉 vs 小林」の場合、小泉氏は不利
 小林氏の推薦人とその背後にいる議員が相当数になっており、
 更に保守系の票が小林氏に乗るため
・「小泉 vs 高市・加藤」の場合、小林陣営が保守系としての行動を取るか定かでない
・「小林 vs 高市」ではリベラル系を含めた議員の票が乗る小林氏が有利
・「その他」の候補に勝ち目は無いと思うものの、「高市 vs 河野」となった場合のみ小泉(菅)陣営が河野に乗り兼ねない(表では見込まず)

最終的な当選確率

上の2つの表の数値を掛け合わせたものの合計が当選確率となります。

私は各候補の当選確率を(ざっくりと)、
(8/14) 小泉35%、小林30%、高市30%、加藤5%
(8/21) 小泉35%、小林35%、高市25%、加藤5%

と見てきましたが、現時点では
小林39%、小泉34%、高市25%、加藤3%
で、三つ巴だが小林氏有利な結果となりました。
(希望しているわけではなく、純粋に予想です。)

今後、政策論争となった時に小泉氏にボロが出たり、小林氏が実はリベラルだったり、妻が怪しい人権弁護士だったりといったことが足かせになると、様相は変わったものになるでしょう。

高市氏が勝つパターンとは

3人の中では当選確率が低かった高市氏が勝つとしたら、最初の投票で、小泉氏と高市氏が残り、麻生氏の(反菅(スガ)として)協力が得られた場合でしょうか。
小林氏が(米民主党との関係で)岸田氏の後継ということであれば、麻生氏として積極的に小林氏への支援を行う誘因はなくなり、高市氏有利になりそうに思います。
しかし現時点では夢想の域を出ません・・。



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