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クラシックの音楽家によるエッセイをまとめた共同マガジン「音楽と言葉」

身近にクラシック音楽を生業にしている人はそういないだろう。

・食べていけるとは思えない

・なぜなろうと思ったのか

・どんな人たちが「クラシックで食っていこう」などと思うのか

全てが理解不能だし想像もつかないだろう。アンケートサイトで職業の選択をするときはほぼ「その他」になるし、ひどいときは「その他・無職」と一括りにされる。一度だけ「アーティスト」という欄があるのを見たが随分感動したものだ。

音楽を職業にする人たち

音楽を職業にする人たちは変わった人が多い。「音楽で食べていこう」などと考える人はやはりまともな思考ではない。特に男性は高校生の時に「音大に行きたい」などと言えばほぼ全ての大人に反対されることだろう。

それほどまでにこの西洋音楽と楽器にもはや呪縛のように魅せられてしまっているわけで、どうしてもやめられないのだ。とにかく音楽とその楽器が好きすぎる。トランペット奏者が飲みに行けばマウスピースの話ばかりになる。

そんな一つのことが異常に好きで、そのことについて毎日何時間も考えたり練習する生活を何十年もし続けているという人種だ。

好きなことについて語っているのを聞くのは楽しい

そんな人たちが自分の好きなことについて話しているのを聞くのはとてもおもしろい。同じ楽器の音楽家と話していてもおもしろいし、他の楽器の音楽家と話していても楽しい。それは人から借りてきた言葉でも周りに同調するだけの中身のない言葉でもなく、本当にその人からでてきているものだからだろう。

それはまさに音楽にとって大事なことで

「自分を表現する。自分の音楽をする。そのうえでそれを人と共有する」

ということは常にみんなが考えていること。だからその人の話も個性がでてくるわけで、興味深い人ばかりだ。

しかし残念なことにそんな音楽家と友達になる機会はあまりないだろう。そしてそれに触れる機会もない。

人に興味をもってもらえるプロフィールのような文章

人に音楽を聴いてもらうならやはりその人自身に興味を持ってもらう必要があるし今はその手段がいくらでもある。

それを伝えるためにはやはりより本音に近いような文章をどんどん書いて読んでもらうことだ。Facebookやアメブロに書くような宣伝中心のものではなく、mixiの日記みたいな

その人がどんな人物なのかがよくわかる文章

というものがいい。それは出身校やコンクール歴の羅列よりもよほど興味深いものになる。そのプロフィールに至るまでにどんなことがあったのかを知りたい。演奏を聴くときだってそのストーリーを知っていた方がずっと感情移入できるだろう。

音楽家の文章をまとめたマガジン

noteにも音楽家がいてそれぞれ興味深い記事を書いているからそれを一つにまとめられたら読みやすい。

ただ音楽家も全ての記事で音楽のことを書いているわけではないから、音楽のことを書いた記事だけがまとまったマガジンをオーボエ奏者の副田真之介(@shinnnosukesoeda)、指揮者の馬場武蔵(@babamusashi)とともに作ることにした。

副田真之介

馬場武蔵

音楽家は参加自由

これは3人のグループというわけではない。音楽家で文章を書く人なら自由に参加でき、承認後は自分が音楽の記事を書いたときにこのマガジンにも追加するだけだ。自分のマガジンと重複もできる。

音楽家で参加してみたい人がいたらぜひご連絡を。色んな人の文章があるほどおもしろい読み物になるはずだ。

そのマガジンをなんとなく読んで、音楽家というものに少しでも興味がわいた人が1人でもいればとても有意義なものになる。その人がクラシックでも聴いてようか、とapple musicでベートヴェンを聴くだけでもいいのである。


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