見出し画像

深部体温で乳酸値は変わるか

短文です。

さらに練習の強度を下げられるのではという仮説

ローラー中、送風機をオンにしてを冷やすと心拍数も下がる→乳酸も下がるという相関がありそうな現象を確認しています。
例えば、Carson+1を送風機を①つけた状態、②つけない状態、③途中でつけた状態の3通り別の週に行った際の乳酸値は、送風機あり1.9mmol/L(Avg.HR129):送風機なし3.8mmol/L(Avg.HR146)、途中でつけた3.8mmol(Avg.HR132)となりました。(①〜③とも、条件は同じで前日はイージー、その日1回目のトレーニング、25℃のエアコンの室内。)

終わった後の主観的強度も全く異なり、①がとても楽で③は疲れた、②は途中で継続困難と判断しかけるほど辛いという結果に。

これだけ見ると、途中で送風機をつけた③が練習効率として良さそうに思えます。また、乳酸カーブテストを行う際も、乳酸値と共に心拍数も増えていくため相関関係はありそうに思えます。また暑熱負荷によるパフォーマンスは低下、心拍数の上昇とパフォーマンスが見合わない現象も初夏によく皆さんが体験されることだとおもいます。

心拍数と乳酸値、深部体温に相関があるとするなら、深部体温からコントロールするという考え方も成立することになります。

たとえば、体を冷やしつつ230Wを継続する練習と、深部体温を上げて210Wを継続する練習が同じ乳酸値でLT1にアプローチできるなら、後者の方がより筋ダメージを抑えられるというになり、練習量も安全に積めることになります。LT2ならさらに怪我のリスクを下げられそうです。

乳酸値と深部体温・乳酸値と心拍数には相関関係はあるのか?

もしこのことが言えるのであれば、

・エアコンだけで直接風を体にあてない or 扇風機だけにする
・アップの時は扇風機をつけない
・給水は常温にする

どの些細な工夫で深部体温を下げすぎないことで、練習効率を上げられるかもしれないと思うと、これからオフシーズンでボリュームを出していく前にぜひ確かめておきたいとおもいっています。

乳酸カーブテストで深部体温を計測しつつLT1,LT2の出力を推定し、それぞれの出力で15分×3セットを深部体温を変えつつ乳酸を計測するような方法を考えていますが、私がかなり深部体温について理解が遅れているため、車輪の再発明、もしくはそもそも的外れな仮説となりそうな予感がしており、この辺で知見がある方、差し支えなければご教授いただけると幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?