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自由のリフレーミング

6期の教育デザイン研修が始まりました。本日は第0回のキックオフ会でした。全国の様々な教育への関わり方をしている人が答えのない問いについて自由にじっくり考える研修がこれから始まる予感がして、私も一緒に学びを深めていくことにワクワクを感じています。

◎ 今期の研修で深めていきたいセントラルアイデア(概念的理解)
その人/地域のアイデンティティを尊重することで、誰もが自由に生きていく最初のきっかけをつかむことができる
◎ トピック
自由のリフレーミング 

どこかピンとくる人もピンと来ない人もいる中で、このセントラルアイデアを見て、3(Interest)-2(Think)-1(Wonder)bridgeを行いました。今のセントラルアイデアの印象と4ヶ月間の研修後のセントラルアイデアへの見方考え方の変化を振り返りで見れたらと考えています。

印象的だった声は、誰もが自由に生きていくって難しいんじゃないのかな?

チェックインダイアログ「アイデンティティ」
問い:私のアイデンティティに一番影響を与えたものってなんだろう?
*切り口
文化、歴史、自然、音楽、人、学校、地域etc...

チェックインダイアログでは、ちょっとずつ研修生が自己開示する場面もありました。自分自身の学校に行かなかった過去の経験を振り返りながら、今の自分のアイデンティティや価値観に与えている影響について話をシェアしてくれました。

チェックインワーク
「人生のタイムラインの種づくり✖️アイデンティティ」
自分の人生に影響を与えてきた出来事を振り返り、どんな出来事が自分にどんな価値観を育んできたのかを振り返りながらタイムラインの種を見つけてみよう!

LIFE TIMELINE

ここで作りはじめたタイムラインの種は、これからの研修のサイクルの中で様々な価値観や考えと出会う中で、その人自身の中でモヤモヤや疑問が生まれたときに、その人自身のアイデンティティや価値観を紐づけることでモヤモヤの正体を紐解くきっかけになったり、自己理解のフェーズを1つあげるきっかけになればと考えています。

ゲストダイアログ①
① お互いの沖永良部島に繋がるまでのストーリーを紐解く
② お互いのストーリーをセントラルアイデアや研修で大切になってくる視点で深ぼる
③ きみちゃん、ちかちゃんを象徴するような問いってなんだろう?

ここでは、ゲストが今の活動を行うにあたったバックグラウンドを問いと対話を重ねながら紐解いていく時間になりました。今回の研修のセントラルアイデア(トピック)と重なりそうな視点での深掘りもありました。

「自由に遊ぶって具体的にどんなことをしていたのか?」
自分自身の経験を振り返り、幼少期からちょっと超えてはいけないギリギリセーフなラインの遊びを重ねてきたことを思い出しました。小学生では、校区外にサイクリング、中学生では市外にサイクリング、高校生では県外にサイクリング、それが大人になって死なない程度に東南アジアをバックパッカーで周ったり、ヒッチハイクをしたりと、少しずつワクワクする未知への冒険を重ねてきたことに気づきました。
このとき、親や先生に怒られていたのですが、私の原動力は大人への反発心ではなく、純粋な好奇心であったので、気付いたら超えてはいけないギリギリのラインを超えながらも、大人に見守られながら今の価値観を育んでこれたことに気づきました。こんな話をしながら、今の子どもたちは怒られると分かっていることをする子が減ってきている印象や、そもそも子どもが好奇心を育む余白や機会が減ってきているのではないのかなという仮説も出てくる時間になりました。

ゲストダイアログ②
① これまでのえらぶ手帖での事業での経験の中で、どんなリフレーミング が各フェーズで起きてきたのか?
② 結果的に組織として、個人として地域コミュニティの中で自由になれたのか?
③ セントラルアイデアへの所感?

組織のTIMELINE

ゲストダイアログ2では、先ほどは個人にフォーカスしていたのですが、組織としてどのようなリフレーミング がどのようなフェーズで起きていたのかを問いと対話を重ねながら紐解いていきました。

この研修では毎回の気づきやモヤモヤを可視化させて、自己理解やコミュニティの学びとして深めていくために、リフレクションのログを残しています。

▼ 研修生のリフレクション1
ところどころ引っかかるところがあってじっくり考えたいなぁと思うところがありつつ、結構思考が散乱している感じでした。今の自分が日常的に感じているモヤモヤの解像度を高めることで散乱した思考がいい感じですフィットしそうな感じもしています。

率直に今の自分のモヤモヤを共有できる心理的安全性のある場を大切にしているので、こうした今の自分の現在地を率直にシェアできる場になっているのを感じます。

▼ 研修生のリフレクション2
その人がどんな事を考えてどんな人生を歩んできたのか深堀すると、自分の人生をリフレーミングするきっかけにもなるから楽しい。自由で心地よい角度からの関わりを見つけることって難しいけど大事だなと感じた。それで言うと、学校は強制的に常に100%の関わりを求めてくるから、関わりにくいのかなと思った。

運営と研修生の立場を超えて、一緒に学ぶからこそ生まれる関係性による学びが深まる時間。e.lab教育デザイン研修では、対話的関係性を深めながら、深い気づきや学びをお互いの経験から生み出していくことも大切にしています。

▼ 研修生のリフレクション3
大人の世界で、誰もが自由になれるために必要なアプローチとして、自分自身のアイデンティティや価値観と、その組織のアイデンティティを掴むことがお互いの自由を相互承認する一歩になるのかな〜。子ども同士の関係だと、一人一人が自分自身が誰なのか(Who am I?)を理解するメタ認知の機会がスタートラインで、それをクラスの中で共有することが小学校教育でできる一歩なのかなと思いました。

プレ会でしたが、セントラルアイデアを掴む対話が自然と生まれたり、お互いが自分のできる範囲で安心して自己開示する中で、コミュニティとしての学びが深まっているのを感じました。

e.lab<みんなのおうち>の日常
https://www.instagram.com/p/CzJfmKnyNiH/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

単回参加や個別相談も承っておりますので、お気軽にインスタグラムのDMにご連絡ください。南の島で遊ぶように学びながら暮らす親子で島留学生も募集しています!

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みなさんと一緒に探究できるのを楽しみにしております。

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