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西日本、特に九州で豪雨が続いている。政府も「令和2年7月豪雨」と今回の豪雨を命名した。豪雨や台風による自然災害は、近年毎年のように続いている。令和2年7月豪雨を含めて豪雨の原因は地球温暖化によるものと考えるべきなだろうか。インターネットで調べてみると、今回の現象は、インド洋のダイポール現象による影響が、梅雨前線の停滞を起こしているという。梅雨は梅雨前線の停滞で起きるがこれまで以上の雨量を運んできている上、前線が全くといって動かない上、海上から水分を補給し続けるという永久機関の様を見せている。動かないのは、日本の上で気圧が安定してしまっているからであろう。

さて海上の水温上昇による影響は、これまで記憶にないことが起こるのではないだろうか。まず去年の台風15号と19号の記憶が新しいと思う。特に千葉県への被害は大きくゴルフ練習場の鉄塔が倒れて、近くの民家に影響を与えた。鉄柱も安全基準に基づいて作られていたものの、自然はそれを上回ってしまった結果である。自然が想定を超えることは東日本大震災の津波での影響を見ても明らかである。河川への影響も去年の武蔵小杉のタワーマンションの影響をおよぼした多摩川の影響だけでなく、岡山県の小田川の決壊も思い出す。今回も、熊本県の球磨川含めて九州のいくつもの河川で決壊を引き起こして、多くの犠牲者を出してきている。

ここまで雨量が多いのは、1994年を思い出す。あの時も、エルニーニョ現象を受けて、雨が続いていた。しかしながら、今回のような雨量ではなかった。今後も、これまで決壊したことの無い河川が影響を受けるのではないだろうかと思う。この雨が続くことで地盤の緩みが続き、地震や台風の影響により土砂崩れを起こすのではないかということも考えられる。雨による影響は農作物にも影響が出る。すでに九州では影響を受けている。毎日のようにNHKニュースで被害農家の方々のインタビューが聞こえてくる。あるパクチー農家は4年続けて水害を受けているという。2010年代にも多くの豪雨があったが、傾向として西日本に集中しているように思える。ニュースでは被害を報道していても東京は晴れているということがあった。

何が出来るということに関しては、ニュースを聞いてそれぞれに対応していくしかないと思う。

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