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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その87 ~買い占め~

新型コロナウイルスの騒動が始まり、今年の2月にはトイレットペーパー等の紙類の買い占めが始まり、店頭でも購入制限もされるようになった。今でも新型コロナウイルス前のような状況には戻っていないようにも見える。既に8月というのに、外でマスクを付けているのは少し異様な雰囲気はある。

先日の吉村知事のイソジンや週末に渋谷駅前で実施されたクラスターフェスが何故起こってしまうのだろうか。まず考えられるのは、新型コロナウイルスに対する不安や焦りからテレビなどで流れる情報を鵜呑みにしてしまっているということになる。情報に対する判断が出来なくなっていると考えるべきであろう。通常時であれば判断できるのかもしれないが、集団パニックのような状況になっているといつもと異なった反応を示してもおかしくないと考えるべきであろう。

また海外の記事を見てみると日本だけがこのような状況になっているのではなく、アメリカでも新型コロナウイルスに効く○○といった商品が売られたり、欧米で反マスクを掲げる集会なども起きているという。そのため、日本で起きているのが日本特有の問題というより、人の心理などによって引き起こされていると考えるべきだろう。人は見たい情報には飛びつくが、興味のないことや聞きたくないことは無意識化で選別しているという。新型コロナウイルスのような場合に、専門家は通常実験と検証の上での判断を行い断定をさける傾向にある。

しかし、集団としては断言された情報が欲しいのである。一昔前のおもいッきりテレビでみのもんたは、そういった断定的な喋り方をしていた。それは聞く方にとってはとても心地よかったと思われる。納豆がダイエットによいと言われた後に、スーパーから納豆が消えたという話を覚えている。3月頃に台湾での新型コロナウイルスに対する対策本部の発表の映像をどこかで見た記憶がある。チームの代表者は医療や科学の専門家であり、質疑応答もされていた。日本ではそういった専門家による説明よりも、ワイドショーなどによる説明に集団として見ているように思える。各テレビ局は未だに視聴率を取ることを目的としているため、そこに大げさな表現などによって、受け取る側が情報を間違って受け取るパターンもあると思われる。

近頃ではそういった情報に関してもtwitter等で公にされてきている。まだ続くと思われる新型コロナウイルスによる影響でまた何かが買い占めされるのではないかと思う。

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