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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その39 ~「戒厳令」は必要?~

各地の非常事態宣言の解除を受けて、まだ宣言が解除していない地域でも現状可能なサービスを開始している飲食店も増えてきたように見える。未だに以前のような営業形態にはなっていない上、在宅勤務等で街に人が戻ってきていないことから大変だろう。新型コロナウイルスとどう付き合っていくのかという中で、観光業はどこかでプラスになってくると思う。世界的に打撃を受けそうなのは服飾や雑貨への影響が分からない。SARSの際にも中国でアパレル関係の多くの会社が倒産したという話を聞いたことがある。今は、輸出入に関しても以前とは変わってきていることからもアパレルを含めた会社の倒産等による影響があるのではないかと思っている。他にも、工業系の会社がどれくらい減産状態で耐えられるのかということも考えられる。特に鉄鋼などに関しては、溶鉱炉を停めたニュースが先日あった。どの業界にしても、宣言が解除された途端に以前と同じ状況で営業が可能では無い。今朝のNHKラジオニュースで、沖縄の居酒屋を取り上げていたが、三密にならないようにしているため満席といった状況にはならないようである。

やはり気になるのはどこまでも、この新型コロナウイルスに対して三密防止でやっていくのであればライブハウスやクラブといった業態を維持していくことは出来ないのではないだろうか。日本の保守的な文化から考えると、どういった流れになるのだろうか。ワクチンや予防接種では対応出来ないのであれば、やはり新型コロナウイルスと共に歩まなくてはならないと思う。それは年間の死亡内容の中で最も高い可能性もある。ただ呼吸器系疾患で亡くなる方は多い認識である。その中に新しいカテゴリが追加されたと考えるべきである。日本の現状の対策などは私からすると、潔癖過ぎると思っている。確かに飛沫感染してしまうことによって保健所扱いになるため潔癖的な状況でも必要な対応であると考えられる。今後の感染症対策をどういう方向で対策をしていくのかであるが、ダイアモンド・プリンセス号のようなケースに対しても港湾近くで緊急医療対応をどうするのか等も考えていく必要もある。また、たまたま今回は死亡率が低いため助かっているが、これが死亡率が極端に高い場合にもっと戒厳令的な対応を政府が取れるようにしておかないといけないと思う。「自粛警察」が出てくることの無いような統制状態が場合によっては必要だと考えるが、「軍事的体制」は嫌う人が多いよね。

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