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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その50 ~IT化の遅れ~

4月の大阪の保健所職員の残業時間が過労死レベルであるというニュースがあった。保健所の仕事と考えると様々な専門職と事務職が必要なため、おいそれと増員出来ないのも実情ではあると思う。また、長く日本の公務員の数に関しても言われていることではあるが、新型コロナウイルスによって露呈された行政の立ち遅れを是正するにはという点で述べていきたい。まず定額給付金から見えたIT化の遅れ、清掃事業における建て付けの悪さ、そして、新型コロナウイルス感染者数に関して述べていきたい。

まず定額給付金に関しては、私はまだ郵送で封筒を受け取っていない。幸運なことに私の仕事は新型コロナウイルスの影響をあまり受けていないし、在宅勤務でも仕事が出来ることから貰えるものは貰うが、遅れても問題が無い。マイナンバー制度はお金の流れを見るのにはとても良いと思われる。各々の金融口座に紐付ければよい。それを金融庁が管理しておけば、マイナンバーに紐付いた口座に振り込むことで人の労力は不要になる。つまりバックエンドの仕組みが出来ていれば、各世帯や各人に対する給付は容易に出来るのである。それが出来ていないために、各自治体での確認作業なる明らかにヒューマンエラーを起こすような事態になるのである。新型コロナウイルスによってIT化が進むことを願うしか無い。

そして清掃事業が明らかに改善すべきである。5月のゴールデンウィーク明けに粗大ごみを出すために連絡をした。その際に最速で6月初旬の対応になるという。仮に引っ越しや退去するにしてもベッドのように最後まで使用するものを1ヶ月も放置出来るのかと思う。IT化をうまく導入することで窓口などにおける人数を減らすことが可能になる。その分、彼らが粗大ゴミ等の回収をすればいいと思うのだがいかがだろうか。毎日ゴミ収集だけで1ヶ月暮らせる給料が貰えるのであればそれもありかと思う。

今はもう存在しない職業としてタイプライターの部署があったと聞いている。今も秘書がそういった役割を果たしているところもあるかもしれない。新型コロナウイルスの感染者情報は紙に書かれてFAXで集められるという話を聞いた時唖然とした。意味が分からない。情報の漏洩を防ぐ方法も含めて色々あるけどIT化しない意味が分からない。日本のどこが硬直した思想のままなのだろう。

昔、留学先から戻る前にある人に相談した時に、日本企業はやめておけと言われてそれに従ってよかったと思うのは、こういった硬直している思想を変えるのに必要なパワーは半端ないからだ。

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