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問題集の回し方その2

ツイッターでの猛者の方々の勉強法を見ていると実に様々です。
各々の方々に、各々の理論があります。
以前僕も問題集の回し方を書きましたが、ちょっと思ったことがあるので追記です。

回し方の違い

色んな方々の方法を見ると、大体は2つのやり方に大別できます。

  1. 問題集を絞って(例えば1冊のみとか)それを回す

  2. 問題集を数種類準備してそれを回す

だいたいこんな感じでしょう。

問題集を絞って回す

この場合は、その問題集で出ている論点をしっかり覚えることになると思います(覚えられることを前提としてですが)。
これは、テキスト併用でそれなりに論点を覚えて理解できている人向け、だと思います。
そうでないと、1つの論点でも枝分かれしますので、その問題集でその枝のひとつしか出ていなかったそこだけの知識定着となりますので。
僕個人としては、それなりに物覚えが良くて理解力も高い、一般的に頭が良いと思われる方々はこれで行けると思います。
ツイッター上でもユーキャンのテキストと問題集、この2冊のみで一発合格された方もおられましたが、こういった方はとても凄い方だと思います。
この方法は何となく知識が定着しそうなイメージがあって勧められていることもありますが、僕はあまりお勧めしません。
試験で見る問題は基本的には初物(内容は似通っていても初見)なのですから、色んなケースに慣れておくのがベターだと思いますし、仮に問題集1冊に絞っても模試は数回受ける、もしくは模試本を数冊解く、という付け加えが必要だと思います。

問題集を数種類準備して回す

僕は、このタイプです(笑)
自分が前述の絞って回して合格を勝ち取れるタイプかどうかなんて、わかりません。
もしかしたら行けるかもしれませんが、仮に合格したとしてもたまたまである可能性もあります。
様々なケースに対応できるようにするなら、同じ論点の問題でも、言い回しが違う問題文に多く触れておくにこしたことはないでしょう。
色んな意味で、僕は僕を信用していません。
信用しないので、色んな問題を解いておきたい。
質も高めながら、量を増やすことでさらに質を高める、という作戦です。
特に知識の定着があやふやな場合は単独問題集だけでは厳しいはず。
例えば大原でやっている人でしっかり定着できている人はトレ問だけで十分かもしれませんが(実際にそれで合格される方もおられますし)、どうしても定着が不十分の場合はトレ問だけでは厳しいのではないかと思います。
理解で覚える面と、繰り返しの定着で覚える面があると思いますので。

まとめ

問題集の回し方のみならず、勉強法は人によって様々です。
気を付けないといけないのは、勉強法の違いは能力によっても得られる結果が変わってくるということでしょう。
AさんがB方式でうまくいったとしても、CさんがB方式でうまくいくとは限らない。
これもよく目にしますが、うまくいかなかったCさんが「B方式はダメだ」と普遍性があるような感じで発言することがあります。
こういうのも何だかなぁと思いますが、人によって適する方法があって、必要な労力と時間も違ってくるのは当たり前なのですから。
一概にこれが良い、あれがダメ、というわけでもないですし、僕がやるような複数問題集方式だと自分には向かないという人もいるでしょう。
向く、向かない、というのはどの時点で個人の発言の信頼性が確立するかというと、やはり各々のやり方で「合格したとき」ではないかと。
僕は僕のやり方で合格したので、僕にとってこれが良かったというのは当たり前ですしね。
僕個人のやり方は幼い頃から培ったやり方なのでこれで自分にとっては定番化して、それで合格を勝ち取ってきています。
皆さんにも皆さんに合った方法があると思いますが、それは試してみないとわからないし、人に責任を委ねる部分でもないと思います。

tomo拝

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