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優先席について

僕はジョージア大使のツイッターをフォローしており、以前から親戚の子シリーズとか日々のお弁当とかについてのツイートを楽しく拝見させていただいています。
(リツイートさせていただいたこともあります)
その中で先日ニュースにもなった、優先席の件について。
これについてちょっとだけ私見を記したいと思います。

※最初にお断りですが、僕は大使を批判するつもりも、大使の行動が間違っていると批判するつもりも、毛頭ありません。
大使のお考えはとても立派であり、僕らに考えるべきことを投げてくださった形でもあるところで、その点では感謝申し上げるところです。

私見

特に段落を作って云々ということでもないので私見だけをざっと述べさせていただきたいと思います。

まず、大使が仰ったのは、優先席が空いているのであれば座ってもいい、必要な方が来られたら譲ればいい、ということです。
最初から座るのはおかしい、という意見に対してはおおよそ否定的な立場であられると思います。
僕は、これはこれで個人の考えとして尊重すべきだと思います。

しかし、僕がさらに踏み込んで考えるべきだと思うのは、考えたり、動いたり、その主体が誰なのか、ということです。
大使は「必要な方が来られたら譲る」という、大使が主体となった考えだと思います。
もちろん優先席が必要な方のことを配慮した上でのお考えです。
ですが、「優先席が必要な方」が主体となる考え方や行動を捉えた場合はどうでしょうか?

優先席に他の人が座っていたら、優先席が必要な方でそこに近づくこともできない方もおられると思います。
僕自身がそうだったら、おそらく先に人が座っておられたら近づかないかもしれません(家人や、職場の人達に尋ねても、一致した意見でした)。
こういったところは対人援助の基本だと思いますし、優先席が必要な方に選択を委ねることなくスムーズに座っていただけるように、僕は空けておくのがベストだと思います。

ましてや目の前の誰が優先席が必要な方なのかどうか、見た目で明確な状況であればまだしも、それを100%判別する能力が僕自身にあるとは思えません
つまり、来たら譲ればいい、は、僕自身は100%にはできない。
それならば必要な方が気兼ねなく座れるよう、僕の場合はやはり空けておくのがいいわけです。

さらに付け加えると、僕自身が「優先席が必要な方」の立場だったとき、先に優先席に座っている人がいたら、その人が「優先席が必要であるので優先席に座っている」のか、もしくは大使のようなお考えを持った人なのか、はたまたただ単に何も考えずに座っている人なのか、わかりようがないのです。
「優先席が必要な方」に判断を委ねる状況を作り出してしまうのは好ましくないと思いますし、「優先席が必要な方」が優先席をスムーズに利用する機会を奪いかねないのではないでしょうか。
そうすると、僕の考えにおいては、お互いに複雑に考えることなくスムーズに座れる状況を作りだすなら、やはり空けておくのがいいという結論に達します。
自分からの目線、要配慮者(と便宜的に書きます)の方からの目線、色んな目線からの考えを総体的に判断するのが好ましいと考えます。

この考えについては反対意見もあると思います。
僕は、誰の考えであっても尊重しますので、僕のこの考えも単なる一国民の一意見だと受け取っていただけると幸いです。
決して強要するわけではありませんので・・・

tomo拝

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