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ボレーの合理的待機位置

こんにちは、トモヒトです。

今回は、ボレーの合理的待機位置について考えてみます。
ボレーの合理的待機位置と守備範囲を把握することは、アプローチショットの選択にも関係してきます。


相手のポジション別合理的待機位置

今回は、ネットから3m離れたラインを基準に、左右のポジションの違いを見ていきます。
また、打点の高さを0.6mとし、相手のショットスピードは130km/hと160km/hを比較します。

サイドのストローカーに対するボレーの合理的待機位置

サイドラインとベースラインの交点からストロークを打つと仮定します。

相手のショットスピードが130km/hの場合は、ボレーの合理的待機位置が下図のようになります。

ボレーの合理的待機位置(サイドのストローカー:130km/h)

すべてのコースを0.45s時点でのボール到達地点で返球するとすると、

合理的待機位置:サイドラインから3.206mの位置
合理的待機位置からの最大移動距離:3.346m


相手のショットスピードが160km/hの場合は、ボレーの合理的待機位置は下図のようになります。

ボレーの合理的待機位置(サイドのストローカー:160km/h)

すべてのコースを0.37s時点でのボール到達地点で返球するとすると、

合理的待機位置:サイドラインから2.766mの位置
合理的待機位置からの最大移動距離:2.938m


センターとサイドラインの中間のストローカーに対するボレーの合理的待機位置

サイドラインから2mの位置(センターマークとサイドラインの中間)からストロークを打つと仮定します。

相手のショットスピードが130km/hの場合は、ボレーの合理的待機位置が下図のようになります。

ボレーの合理的待機位置(サイドとセンターの中間のストローカー:130km/h)

すべてのコースを0.45s時点でのボール到達地点で返球するとすると、

合理的待機位置:サイドラインから3.773mの位置
合理的待機位置からの最大移動距離:3.256m


相手のショットスピードが160km/hの場合は、ボレーの合理的待機位置が下図のようになります。

ボレーの合理的待機位置(サイドとセンターの中間のストローカー:160km/h)

すべてのコースを0.37s時点でのボール到達地点で返球するとすると、

合理的待機位置:サイドラインから3.429mの位置
合理的待機位置からの最大移動距離:2.921m


センター付近のストローカーに対するボレーの合理的待機位置

サイドラインから4mの位置(センターマークから約0.12mサイド寄り)からストロークを打つと仮定します。

相手のショットスピードが130km/hの場合は、ボレーの合理的待機位置が下図のようになります。

ボレーの合理的待機位置(センター付近のストローカー:130km/h)

すべてのコースを0.45s時点でのボール到達地点で返球するとすると、

合理的待機位置:サイドラインから4.078mの位置
合理的待機位置からの最大移動距離:2.939m


相手のショットスピードが160km/hの場合は、ボレーの合理的待機位置が下図のようになります。

ボレーの合理的待機位置(センター付近のストローカー:160km/h)

すべてのコースを0.37s時点でのボール到達地点で返球するとすると、

合理的待機位置:サイドラインから4.078mの位置
合理的待機位置からの最大移動距離:2.925m

まとめ

今回は、ボレーの合理的待機位置について考えてきました。

ポイントとしては、次の2点です。

  • 相手のヒッティングポジションがサイドにずれるほど、ボレーヤーのポジションも同じ方向にずれる

  • 相手のヒッティングポジションがサイドにずれるほど、ショットに対する移動距離が長くなる


最後までお読みいただきありがとうございました。
ご意見ご感想あれば、コメントにお願いします。

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