22回目　愛の夢を弾いてみよう！５回目です。前回までで最後まで一通り説明は終わりましたが、付け加えたいことや弾き方について質問があったので、今日はこの二つについてお話します。

１９回目の配信で、２６小節目の転調したメロディーの弾き方を説明しました。黒鍵を小指で弾くときに、面で捉えると良いと言う話をしましたが、その点についてもう少し詳しく説明をしようと思います。

右手で全部弾く音を鍵盤に置いてみます。すると、レ#はオクターブになるので、親指と小指は鍵盤に対して斜めに指を置くような角度になると思います。
小指は第３関節から指先全部使って黒鍵を触っている状態。すでに斜めに置いていますね。指先だけで使うと、この第３関節は立ち上がりますよね。なので、寝かせて使います。

深く弾くには、小指は５本のなかで一番細くて弱いので、力をいれようと思うとキツいですね。腕と一緒に重みを乗せていくような感じ。寄りかかるような感じでしょうか？小指だけと思うと、手首から小指が出ているような感覚になると、外側の手のひらにししゃもの卵のような筋肉がついてきます。この手のひらの筋肉で指を支えます。
力一杯弾くのではなくて、腕の重みを乗せて響かせます。弾くときは内側から外側にすこし回すように使うと、楽に弾けます。

くれぐれも痛くならないように力加減を調節してくださいね。

電子ピアノはプラスチックを使っている楽器、ピアノは木を使っていますね。木は加えた力、衝撃を吸収してくれるけど、電子ピアノはその衝撃が跳ね返ってきて、指や手を痛めてしまうことがあると楽器店の方に聞いたことがあります。
無理のないように弾いてください。

この長い梅雨のせいで、ピアノが湿気を刷って、どうしてもソフトペダルを踏んだように音が湿気てます・・・

今日、お伝えしたいもうひとつの点は、中音域でメロディーのところ。アジタートで興奮してくるところですが、和音の響きを参考に、押したり引いたり、ペダルのタイミングも大事なので、ずっと興奮していくよりも、一瞬引いてから、また盛り上がる感じだと、アジタートが生きてくると思います。

以上で愛の夢が終わりですが、いかがでしたか？また取り上げて欲しい曲などありましたら、リクエストしてください。

では