森会長の辞任要求と反革命行為

日本では「ハラキリ」の文化が未だに残っているのか、不祥事や失言があると野党もマスコミもネット民もすぐに辞任を要求します。

会社の懲戒解雇などの場合でも「自己都合退職」として辞めてもらうという形はよくありまね。これも「クビを切られた」よりも「自ら責任を感じ辞職した=腹を切った」という体裁にするということも行われます。

当然所属する組織に損失を被ったのであれば、その人物を外したり辞めさせたりしますし、海外でも不祥事で辞任や更迭ということはあるわけですが、「どんな些細なことでも失敗したら即クビになる会社で働きたいですか?」と言われると絶対に嫌で「失敗を恐れずチャンレンジしよう」と言ってくれる会社の方が絶対に働き甲斐がありますよね。

過度に失敗を恐れる組織は成長しないし人が減っていく。政治が旧態依然のままなのはこういう失言に厳しいとか、些細な失敗を責める人が多い日本文化に起因しているとさえも思ってしまいます。

さて、この「些細なことで責任を認めさせて首を切る」という行為は日本の専売特許ではなく、大規模かつ組織的に行った国があります。

。。。そうソビエト社会主義共和国連邦です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%B2%9B%E6%B8%85

130万人が反革命的行動etcで処刑されたりシベリア送りになっています。

ソ連の場合はおおよその対象がスターリンやそのほか幹部の「妬み」から処刑対象になっているので「処刑する理由付け」が必要だったのもありますが、なぜか多くの人が自らの「反革命行為」を自白したのち裁判で処刑されています。

以前ソルジェニーツィンをよく読んでいたのですが彼もちょっとした軽口でシベリア行きです笑

連合赤軍の山岳ベース事件でもそうです。
些細な失敗を「総括」として自己批判を要求し、それの如何で死に至らしめていった。

「男に媚びている」という理由で公然で批判されて殴られて殺される。。。

マスコミや左の方が責任追及が好きなのはむしろこちらからの影響が大きいのかもしれません。

さてさて、スターリンは大粛清によって多くの有能な人々を処刑して今いました。独ソ戦開戦当時はソ連はトゥハチェフスキーなどの有能な軍人を多数処刑してしまったが故に素人の寄せ集めになってしまい大いに苦戦した話はよく知られております。

森会長も「余人に代えがたい」ということで留意されていたものが、圧力により辞めざるを得なくなっております。そして後任探しが難航している笑

国民の皆さんはオリンピックをやりたくないのかわかりませんが、やらなかったらやらなかったで経済への影響がコロナどころじゃない気もするんですが。。。

こういうのを見るとよくも悪くもだんだんと全体主義の波が押し寄せてきているなと感じます笑


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