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【8/3~7】今週の記事まとめ/b8ta Japan、弁護士コラム、エンタメ、帝人ファーマ、5フォース分析


こんにちは、TOMORUBA編集部の鈴木です。先日ニュースで見たのですが、コンビニ大手3社が共同配送を始めるそうですね。業界のトップ3社が手を組むなんて、昔では考えられませんでしたが、ビジネスが“競争”から“共創”にシフトしつつあるんだなと実感しました。共同配送を実現することで、フードマイレージを減らし、配送トラックの数も減らせるため、二酸化炭素の排出量削減にも繋がるとのこと。競争することで、よりよいサービスが生み出されるのもいいですが、手を組むことで地球規模の課題に立ち向かう動きが他の業界にも伝播されるのを期待するばかりです。

それでは、今週もTOMORUBAで掲載された記事を紹介します。

業界未来予想図ーー店舗は「買う場」から「体験する場」に。/b8ta Japan

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小売業界で話題になっていたアメリカのスタートアップ「b8ta」が日本にもオープンするということで、カントリーマネージャーの北川さんに話を伺ってきました。北川さんがカントリーマネージャーに就任するに至った経緯や、海外のビジネスマンと仕事を進める上でのコツを取材しています。
バックグラウンドの異なる人達と一緒に仕事をする上で、一番重要なことは「前提となる認識を揃えること」だと語ってくれました。私達の当たり前が向こうの当たり前ではないかもしれませんし、その逆もしかりです。同じ日本人でも、業界が違えば何が当たり前なのか全然違うので、オープンイノベーションを考えている人はぜひ心に刻んでおきたい言葉ですね。b8ta Japanは8/1から新宿店と有楽町がオープンしています。ガジェットはもちろん、日本の伝統を感じる商品も置いてあるので、連休中に時間のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

【弁護士解説コラム】有益なオープンイノベーションを実現する法務・知財面の留意点とは③

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弁護士の山本飛翔による法律コラムも今回で3回目。前回はアクセラレーションプログラムを行う大企業が注意すべき留意点を紹介していましたが、今回は実際に共同研究を始める際に「共同研究開発契約」を結ぶ際の留意点が紹介されています。
大企業がスタートアップとの共同研究がうまくいかない要因の一つが、法務部のチェックなしに、もしくはチェックがありつつも既存の下請け企業に対する開発委託契約の雛形を使用してしまうこと。スタートアップと契約を結ぶ際には、スタートアップの特性や特許権の重要性等を理解して契約に盛り込まなければなりません。記事の中では、大企業が意識しておくべきスタートアップの特性や成果物に対する知的財産権の帰属について詳しく紹介されています。これから共同開発の契約を結ぶ企業はもちろん、将来的にスタートアップとの共創を考えている企業はぜひご一読ください。

エンタメで未来を切り拓くOIプロジェクト

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様々な分野のOI事例を紹介する「未来を切り開くOIプロジェクト」シリーズ、今回はエンタメ業界のOI事例を紹介します。新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増え、YouTubeの滞在時間が伸びたり、「あつまれ!どうぶつの森」などのゲームが品薄になるほど人気が出たりと、エンタメの消費は流動的に変化しています。一方でスポーツ観戦やライブ、舞台、映画といった現地に足を運ばなければ体験できないエンタメは大打撃を受けるなどの影響も。記事では共創を通じてエンタメに革新を起こすプロジェクトを紹介しています。
記事の中で7つの事例が紹介されていますが、個人的に気になったのはKADOKAWAがオーディション管理ツール「Exam」を運営するフォッグと業務提携した話。Huluで配信されているオーディション番組「Nizi Project」にハマってから、コンテンツとしてのオーディションに非常に魅力を感じています。今後、容易にオーディションを管理できるようになれば、より魅力的なオーディションを開催できるのではと期待が募ります。

在宅医療で社会課題を解決する――フロントランナーの帝人ファーマがスタートアップと起こすイノベーション

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帝人ファーマが昨年に続いて2回目となるアクセラレータープログラム「Teijin Pharma x addlight ACCELERATOR PROGRAM」の応募を開始するとのことで、担当の方と昨年の採択企業に話を伺いました。世界でも類を見ないスピードで進行している日本の高齢化に加え、コロナ禍で「新しい生活様式」が注目されるなか、在宅医療の重要性が高まる一方です。帝人ファーマは「共創による在宅医療と地域包括ケアシステムの確立」をテーマに、新たな時代を支える在宅医療のかたちを創出しようとしています。

記事の中では、帝人ファーマがアクセララータを開催するに至った経緯やテーマの背景の他、昨年採択されたエーテンラボに応募した狙いが紹介されています。プログラムが始まってからどのようなアシストを受けたのか具体的に話して頂いたので、医療分野でのイノベーションを考えている方はぜひご一読頂き、プログラムに応募してみてはいかがでしょうか。

「勝つための学び直し」ビジネス戦略論を読み解く①〜ポーターの『5フォース分析』

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TOMORUBAの新シリーズ【「勝つための学び直し」ビジネス戦略論を読み解く】の第一弾として、ポーターの5フォース分析を紹介しています。経学を学んだことがある方なら、誰もが知っている5フォース分析ですが、穴埋めだけでなく実際にビジネスに活かせている方はどれほどいるでしょうか。記事では、分析することを目的として5フォース分析を解析し、iPhoneを事例に実際に5フォース分析を行っています。ビジネスに行き詰まっている方は、5フォースで業界の状況を整理してみると、意外な打ち手が見つかるかも知れません。新型コロナウイルスの影響で、様々な学び直しをしている方もいると思いますが、これを機にビジネス戦略について学び直してみてはいかがでしょうか。


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