ハガキ職人になるのは諦めた

ラジオにメールを送るようになった

ラジオにメールを送るようになったきっかけは、推しである丹生ちゃんのサイン入りチェキが欲しかったからだ。丹生ちゃんがやっている"日向坂46の余計な事までやりましょう!"という番組のスペシャルウィークのプレゼントの応募方法がメールを送ることだった。謎に引きが強いのもあって見事丹生ちゃんがぶりっ子しているサイン入りチェキを手に入れることができた。と同時に、それまでメールを送っても何にも起きなかったが、プレゼントが当たったことで「あ、自分のメッセージは届いているんだな」と分かり、メールを送る頻度が増えた。

2022年の年末、いつも通り余計な事までを聴いていると、
丹生ちゃん「あ~これ読みたくないよお、、。」
「続いて、茨城県のTomorrowもともろさんからいただきました、ありがとうございます。」
と初めてメールを読まれたのである。
えええええええええ!!!!!
初めて読まれた!しかも丹生ちゃんに!けど読みたくないとも言われたし、若干ラジオネーム噛んでた!
けど、めっっっちゃ嬉しい!!!!!
と興奮したのを覚えている。

その興奮と幸福感をまた味わいたいと思い、本格的、と言っても毎週約10通とかだが2023年からメールを送るようになった。
送る量が増えたことで1,2,3月はちょこちょこ読まれた。特に3月は4通も読まれ、「もしかして才能あるかも?ハガキ職人になれるんじゃね?」なんて思ったりもした。

挫折と諦め

しかし、4,5,6月になるとパタリと読まれなくなり、3か月で2通しか読まれなかった。
読まれるかな?と期待して放送を聴き始め、よく耳にするラジオネームを聴いては「またこいつかよ!どうなってんだよ!」と思い、結局読まれず放送は終了。「くそが!」と言いながらイヤホンを外すようになった。
ハガキ職人さんのブログやYouTubeを見て、とにかく数送ることが大事と知り、自分の中で納得するできじゃなくてもとにかく送るようになった。しかし面白くないので当然読まれない。大して送る数も全然増えなかった。

だんだん日常の楽しみであるはずのラジオがストレスになっていた。
メールが読まれることが気になりすぎて、フリートークも入ってこない。メールのコーナーになっても読めれるメールに対して嫉妬し、楽しめなくなっていた。ラジオが嫌いになりかけた。

「ラジオを楽しむためにメールを送っているのに、ラジオが楽しめなくなるなんて、本末転倒だな。」
「ああ、才能ないんだな、自分。」

しっかり挫折した。スタートダッシュが少しよかったのもあってショックは大きかった。自分よりクオリティが高いものを、自分より早く、沢山出すことができるハガキ職人にはなれないと分かった。


諦めから辿り着いたメールの書き方

そこからは送ることを義務にするのをやめた。思いついたアイデアの中で納得できた分だけ送ろう。送れなかった週は縁がなかったからしょうがない、放送を楽しもうと思うようになった。

マインドを変えたらラジオがまた楽しくなった。やっぱりハガキ職人さんのネタは最高に面白い。
加えて不思議なことに、また少しずつ読まれるようになった。変に狙って書いたり、雑に書いたらやっぱりいいものは生まれない。そしてだんだん自分のメールの型というものが見つかっていった。

自分のメールの型は連想ゲームで自分の中にあるものに持っていくというものだ。例を2つ示して説明する。

1つ目は、余計な事まで#131で読まれた、四回目のひな誕祭でウグイス嬢さんのアナウンスと好きな登場曲でメンバーが登場するという演出案のメールだ。
四回目のひな誕祭の演出というお題→会場は横浜スタジアム→野球の演出
→プロ野球の観戦中入場曲とか応援歌とか個性出て好きなんだよな
→すーじーのラップで登場するケヤフェスの演出好きだったな
→プロ野球選手みたいにメンバーが登場するの面白そう!
といった連想ゲームからこのメールは生まれた。四回目のひな誕祭から連想していき、自分の趣味であるプロ野球観戦や個人的に好きな演出という自分のなかにあるものに着地させた。

2つ目は、2023年11月15日放送の佐久間宜行のオールナイトニッポン0のテーマが「埼玉県民の日」だったラブレターのコーナーで読まれた、サイタマ地区出身のアルミンというメールだ。
埼玉県民の日→埼玉の特徴→海なし県
→そういえば進撃の巨人で海を知らないみたいなシーンあったな
→そのシーンの舞台を埼玉にすれば面白そう!
→多分佐久間さんにもリスナーにも進撃の巨人は伝わるはず

といった連想ゲームからこのメールは生まれた。正直進撃の巨人はざっくりとしかしらないが、逆ににわかな自分でも分かるシーンなら伝わるのでは?という風に解釈した。

こんな風にお題からの連想ゲームと自分の中にあるものを上手く掛け合わせることでメールを書いている。無限にアイデアを出せるタイプではないので自分の中に無い物は書けないし、書けたとしても面白くはならない。でも自分の個性が入っているからこそメールが読まれると嬉しいし、盛り上がってもらえたらもっと嬉しい。

今後も細々と送ります。

2024年に入ってからも、ありがたいことにちょこちょこメールが読まれている。今後も型を大事に細々と送っていきたいと思う。まだ好きだけど読まれたことが無い番組、パーソナリティ、コーナーがあるのでそこでも読んでもらえるように頑張りたい。多分自分との相性が良くないから読まれるのは難しいと思うが。

ハガキ職人ほどすごくないけどちょこちょこメール送ってたまに読まれるくらいのライトな層の名称が欲しいな。ハガキ職人さん誰か考えてくれないかな。
あ、write(書く)とlight(軽い)をかけてハガキライターとかどうでしょう?



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