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庭に棲むアオダイショウと遭遇


2023/05/17

出勤前、久々に明るい時間の庭を歩いてみた所、大きなアオダイショウに遭遇した。

木陰で休むアオダイショウ
こちらの気配に気づき逃走するアオダイショウ


この個体には何度か出会っているような気もする。
一年に何度も出会うわけではないが、昨年も同じ場所で遭遇した。



そういえば、5年ほど前の今頃には、2〜3歳ほどのアオダイショウを捕獲しており、飼育ケース内で未消化の雛鳥を吐き戻しさせてしまった事があった。
その後、飼育する事なく逃したが…申し訳ない事をした。
もしかしたら、あの時の個体なのだろうか。
他のサイズの個体も見かけるので、必ずしもそうではないと思われるが。


※以下にはアオダイショウが吐き戻した未消化の雛鳥の画像が掲載されているので閲覧注意



















アオダイショウに吐き戻された雛鳥
吐き戻しを行ったプラケース
ケース内に残されていた
種のような硬さの物体


当時の自分には、申し訳ない事をしてしまったという気持ちと、自宅庭でも雛鳥の捕食が行われている事実を知れた事の喜びが同居していた。(吐き戻された雛鳥はヨツボシモンシデムシの餌にした)
庭にはカエルが多いわけでも鳥の巣があるわけでもないが、この時期になるとアオダイショウは毎年のように姿を現す。
また、モグラの巣が作られるようになったタイミングで大型のアオダイショウが訪れる事が多いようにも感じる。
その後はモグラの巣が新たに作られる事もなくなるので、捕食されている可能性が高い。
樫の木の近くではネズミを目撃した事もあるので、それを求めて訪れている日もあるのだろう。ネズミはモグラの古巣を利用する事もある。




昨年9月にはビオトープ周辺にて2〜3歳以上のアオダイショウを確認した。
上記動画は雨樋あまどいのパーツの一つ、竪樋たてどいをバラして放置していた中に逃げ込んだ個体を外に出した時のもの。
この場所はまだまだアオダイショウの餌となる生物はほとんど棲みついていないが、適度な水分と茂みがあるために、一時的に隠れるのに適していたのだろう。



ビオトープの話をしていて思い出した。
随分前に中島淳氏著・大童澄瞳氏画の『自宅で湿地帯ビオトープ!生物多様性を守る水辺づくり』を送っていただいていた事を。

4月22日の発売前に届いていたので、実に1ヶ月近くの間、今現在も封を開けずに放置してしまっている事になる。長らく忙殺されていたとはいえ、本当に申し訳ない。

その他、各先生方からご恵贈いただいた本さえも未だ感想を書けていないというのはあまりにも無礼であるため、定期的に感想を書いていきたい。

…と言っている内にトモロウが抱えている生態調査の最繁忙期である初夏が訪れてしまった。
本来、初夏になるまでのシーズンは、ゆるく観察を楽しんでいた時期だったはずだが、憧れていた自力開拓セアカオサムシに出会い、果ては繁殖にまで到ってしまった所から完全に歯車が狂った。
もしかしたら晩秋まで家でゆっくりする事はできないのかもしれない。



トモロウ宅のビオトープ周辺の記事は #トモロウ式ビオトープ  を、
セアカオサムシの野外観察及び飼育繁殖記録は #セアカオサムシ  にて閲覧できるので、興味のある方は是非とも。

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