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セアカオサムシ2024
2024/03/29
出張の帰りに今年初のセアカオサムシを発見した。
本種はペットボトルキャップにその体が収まってしまうほどに小さなオサムシだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135566548/picture_pc_209e3be5da522c85a8253e45e2bd04c6.jpg?width=800)
いくつかの有名ポイントや自力開拓の場所を巡ってきた事もあり、さすがにこの虫を見つけるスキルは育ってきたと感じる。
しかし、最も有名なポイントのような野焼きが行われる場所で本種を探そうとすると夥しい数の「それっぽい大きさの炭」が散らばっているので非常に目が疲れるし、二度とやりたくないとさえ思えるほどに採集が億劫になる。
あの場所を色々な意味で「修行の場」と呼ぶ採集者もいるが、そうした要因も含めるとその呼び名に納得してしまう。
昨年は本種の繁殖に成功したが、いまいち記憶が無い。
毎日ハラハラしながら高ストレスの状態で観察していた事だけはよく覚えているが…。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135566549/picture_pc_8fa1a1211ce2ffc8ce7aa4da694f5a49.jpg?width=800)
先程、過去の記事とカメラ内の画像を見返して、当時の詳細と苦行をようやく鮮明に思い出した。
記事を見て「はぁ!?蛹化の瞬間撮影しとるやん!」と、新鮮に驚いた。
寝不足も影響しているのかもしれないが、様々な瞬間が完全に記憶から欠けていた。
その上でなんとなく感じた事だが、自分は採集や繁殖の成功そのものよりも、その過程で生まれるメンタルの波によって退屈が失われる事を目的にしている節があるのかもしれない。
なんなら失敗してひどく落ち込んでも良いと考えているし、失敗した方が来年以降も追い続けて暇を潰せるとも考えているので、やはりそうした節があると思う。
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