見出し画像

ガガンボ日記、カラシナ日記




実家倉庫の窓辺にガガンボが集まっていた。雨の気配を感じて、雨宿りに来たのだろうか。羽虫の類は死活問題となり得る雨の気配には特に敏感だ。
現在は生産されていない古い磨りガラスに留まっている虫は田舎感を醸し出す。

ガガンボの中には日本産ガガンボの中でも最大級の体長を持つ種であるマダラガガンボも居た。
脚を除いた体長は4センチ近く。脚を含めると10センチ近くにもなり、開脚すれば赤とんぼの類を超える大きさとなる巨大なガガンボだ。ちなみに、さらに大きな種類にミカドガガンボがいる。

他3匹のガガンボは専門外のため同定できないが、キリウジガガンボ等の一般によく見かける種類とその大きさだった。並ぶとマダラガガンボの巨大さが少しわかりやすいだろうか。

マダラガガンボの幼虫は水生だったはずだが、近隣に生息できる環境があるのだろうか。
自分は里山の湧水環境の水路でしか見た事がない。自宅付近には水田や用水路や池があるものの、全てがザリガニ一色となっているはずなので生息に適しているとは言い難い。藪を切り拓いて一度池を確認してみるべきか。
ライトトラップを用いれば成虫を誘き寄せる事は比較的容易だと思う。

少し前にウンカ専食の生態を持つアオヘリホソゴミムシとウンカの論文に言及する記事を書いたが、有機水田付近でライトトラップをすればウンカは集めやすいのだろうか。
飛翔能力を持つ成虫期を狙うためにウンカの知識も付けなければならない。
いや、付けなければならないというよりも、新しく知る事ができる喜び、時間を使える喜びの方が強い気がする。




少し前に首都圏の河川敷を散歩したが、なんとなくカラシナを探してしまった。
こちらの方ではあまりカラシナを見かけない気がする。というより、カラシナの同定ポイントをハッキリと把握していない。葉がギザギザしていたり、葉の付き方が違うとは聞くが、よく分からない。交雑している場合があるとも聞く。
種を100円で買えばすぐにでも手に入るはずなのに、根っからのケチなので採取で入手したいと考えてしまう。そこに交通費がかかったとしても。
そういえば、幼少期よりサステナブルを求めすぎて、ミルワームやコオロギを100円で買うのが嫌だった。
その代わりに、なぜか1万円以上かけて情報を集めて餌虫養殖装置を構想する方が有意義かつ、お得だと感じていた。
その代表例が当noteで1番のview数となっている白サシ(ウジ虫)養殖装置だろう。




アブラナ科の葉を色々見るが、全然よく分からない。



これは他に比べてギザギザしている気もする…が、確信には至らず。もっとハッキリ違う葉と比べたい。
葉や種を食べれば分かるかもしれないが、この後の予定もあるので実行はしなかった。
日を改めて訪れた際は寄生虫リスクを軽減した手法で試食する事を検討する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?