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待ち受けるマムシ


小さな子供のマムシが排水パイプに佇んでいた。
同じ場所に絡み付いた網状の藻類、アミミドロが水流の勢いを物語っている。

偶然ここにいただけかもしれないが、この場所で待機していればカエルやオタマジャクシが勝手に流されてくる。
それを狙った行動だとするのならば非常に理に適ったものだ。

以前に街灯の下に集まった虫を採集しようとした際、虫を求めて訪れたカエルを捕食するために待ち伏せしていたマムシの存在に気づかず、危うく手を伸ばしてしまう所だった…というヒヤリハットが起きた事がある。

街灯にてマムシを目撃した例は片手では数え切れない。
マムシはそれなりに学習能力があり、基本的に湿地付近の街灯下は先客としてマムシが居るものと思って行動した方が安全だろう。


マムシの側には良好湿地の代表、オオサカアオゴミムシを発見。
最近では完全にスルーする事も多くなったが、かつては1シーズンを丸々使ってこの虫を追いかけていた。
当時の経験値の少なさならばマムシを警戒せず真っ先に手を伸ばして、あっという間に咬傷に繋がっていたかもしれない。

オオサカアオゴミムシ

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