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トモロウ式ビオトープ

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自宅及び私有地に造成したビオトープ。または私有水田、私有休耕田に関連する記事のまとめです。
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#クワイ

クワイ・目覚め

クワイ・目覚め

毎年野外で余剰分のクワイを水耕栽培しているサブ水槽にて、今年も発芽が始まった。
イチョウウキゴケにも元気がある。
昨年は厄介者のアオウキクサが最も多く繁茂していたはずだが、ミズメイガによってほとんどを食い尽くされて以降はその勢力を回復できていないようだ。

ここには数年分のクワイ達の根や葉が溜まっており、床材の役割を果たしている。
発芽したクワイ苗も小さな塊茎とは不釣り合いな程に根を張っていた。

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クワイの水耕栽培

クワイの水耕栽培

前回

前回、クワイをプラ舟ビオトープで育てると1年で根詰まりを起こすほどに成長するという話をしたが、実は水耕栽培でコンパクトに育てる事もできる。

通常は土に深く根を張れば人の顔よりも大きな葉が育つが、水耕栽培では握り拳ほどのサイズの葉に落ち着く。
水田に自生するオモダカとそう変わらない草体だ。

クワイは一株から大小様々なサイズの塊茎を多数残すので、保存中に大型の塊茎が腐ってしまった際のバック

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クワイ収穫

クワイ収穫

少し前、漬物樽を用いたビオトープに植えていたクワイを収穫した。
この容器でクワイを育てるのは2年目となる。

追肥は一切しておらず、養分は私有休耕田の土に元々含まれていた物とビオトープ内で飼育していたドジョウやヒメタニシに与えた餌及び排泄された糞くらいか。

昨年に育てたクワイの根の大部分が残っている事もあり、泥の中にはギッシリと根が詰まっている。
そして塊茎(過食部)の多くは容器の底に沿うように

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急げ!!!クワイと百合根を買うために

急げ!!!クワイと百合根を買うために

少々マイナーではあるが、正月を飾るメニューの一つであるクワイや百合根。

2年ほど前にそれらを購入したが、結局クワイは全てプラ舟ビオトープに植えてしまい食べず終い。
百合根はその全てが冷蔵庫の中でモンスターの如く根を伸ばしていたので花壇に植える事に。(最終的にオレンジの花が咲いた)

スーパーの店頭にそれらが並んでいるのを見て、自宅の物を収穫し忘れていた事を思い出す。
今は家を空けているので、収穫

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ウキクサ泥棒・侵入

ウキクサ泥棒・侵入

クワイを育てている漬物樽。
つい最近、これを見た瞬間に思考が止まってしまった。

水が干上がっているためではない。浮草が一切無くなっていたのだ。
この容器には本来、水中に日光が射す隙間もないほどにアオウキクサが繁茂していた。少なくとも半月ほど前はその状態だった。
そしてその浮草の消失は他の水容器でも発生していた。

意味が分からなかった。あまりにも綺麗に無くなっている。

一呼吸おいてから思考を再

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室外機及びクワイ栽培水槽付近に定住するハラビロカマキリ

室外機及びクワイ栽培水槽付近に定住するハラビロカマキリ

発芽したクワイの一部を土に植えずに水耕栽培している。この場合、塊茎は大きくならないが、一応作られる。そして来年以降に発芽用として使う事もできる。
その野外水槽にアマガエルが定住していた。この水槽は室外機付近に放置している物だ。

エアコンの室外機付近はよくカエルやハチが来るが、より湿度が高く隠れ家も多いこちらの方を住処として選んだようだ。

しかし、隠れ家が多いからといって安心はできない。
捕食者

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